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地の文と会話文のバランスについて
投稿者 宝条みきひさ[1]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 10時02分06秒
初めましてこんにちわ。
宝条みきひさと申します。
小説、と呼べそうなものを書き始めてもう10年くらいになるのですが、未だによく分からない部分をちょいと皆さんに教えてもらおうかと参上しました。

物語って、地の文と会話文の繰り返しからなるものですよね?
その際、みなさんはどちらに力を入れますか?
自分は書き始めの頃はアニメやドラマの脚本的気分で書いていたのか、ほとんどが会話文で占められていました。
そんで5年も経つと、色々な本を読んで研究した末、これではいかんと思い立ち、地の文を使った説明を増やすようになったのですが、最近では会話文より地の文が多すぎて、何だか話が理屈っぽくなってる気がします。
うまい具合にバランスが取れないんですね。難しいです・・・。

皆さんもそんなことで悩んだことありませんかね?無いって言われるとそれまでですが(汗
それで、よろしければ皆さんの文章の振り分け方をぜひ教えていただきたいです。
会話文:地の文=5:5くらいが丁度いいのでしょうかねー?
こんな風に教えていただけるととっても分かりやすいです。
新参者のつまらん呟きで申し訳ありませんが、よろしくお願いします。



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投稿者 麟姫(黎桜華)[5]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 15時24分29秒

 お初にお目にかかります、麟姫と申します。
 以後、お見知りおきを。

 地の文と会話文の割合ですか。結構悩みますよね(苦笑
 役には立たないと思いますが、一応。
 私は、場面の雰囲気によって割合を変えることにしています。
 シリアスな感じの時は地の文の割合が多いですし、逆にコメディな感じの時は会話文が多いです。
 シリアスは、重く暗く。
 ですから、台詞を無駄に入れるよりも、描写で雰囲気を伝えた方が良い、と私は思っています。
 コメディは、リズムですよね。テンポ良く、が大事だと思います。
 コメディの時、其処に地の文を入れすぎると、テンポが悪くなったりしません?
 とはいっても、描写こそがコメディって時もあるんですが(汗

 地の文と会話文の割合って、その時々の雰囲気や、たか様の仰るように、ジャンルによると思います。
 例えば、登場人物が二人、凄い勢いで一緒に走っているとして。
 其処で会話文が多いと、私は「ん?」とか思ってしまいます。
 走る、という動作は、スピード感のある場面でしょう?
 そりゃあゆっくり走っていれば、ある程度の量の会話は出来ますけど。
 凄い勢いで走っている時って、絶対、喋ったり出来ませんよ(陸上部だったので確実です)
 そんな時に地の文ではなく、会話文が多いと、雰囲気が伝わらない。
 だから私は場面を考えて、地の文と会話文の割合を変えています。

 地の文が理屈っぽくなる、というのは、また違うことだと思います。
 割合というより、描写か、それ以外か、ということじゃないでしょうか。
 地の文が多くても、理屈っぽくない小説だって在りますから。

 私は昔から地の文が多くて(会話文がない時代もあった)、友人に散々詰られてきました(苦笑
 本当、この比率だけは一生の課題だと思いますよ。
 ってゆーか、数字的比率で書けていなくて御免なさい。場面によって違うから……数字では表せません(涙

 長くなりましたが、これで。纏まっていないですが、お許しを(滝汗
 ではでは。


投稿者 フラン[6]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 18時30分14秒
はじめまして、フランと申す者です。
興味深い内容だったので、意見をば…。

>物語って、地の文と会話文の繰り返しからなるものですよね?
>その際、みなさんはどちらに力を入れますか?

○はっきりと言い切ることはできません。
 なぜなら、その場面の内容によって、その比重を変えていくのがベストだと思うからです。
 臨場感溢れる場面で、地の文がタラタラと書かれていると、読み手もうんざりしてしまう。だからといって、説明文が少なくては状況が把握できない。
 難しいところですが、そこの調節ですね。アップテンポな場面では会話文を多く。その代わり、落ち着いた場面では地の文、描写を多く取るといったやり方がいいかなと思います。

 

>会話文:地の文=5:5くらいが丁度いいのでしょうかねー?

○基本的には、自分もそのつもりで書いています。(しかし実際には4:6くらいになっていますが)
 先ほども申した通り、やはり場面に合わせて比率を変えていくのがベストですかね。
 地の文が多い文章は、読み手を疲れさせる。かと言って、会話が多ければ陳腐な小説になってしまう可能性もあります。
 しかし、それは書き手次第ですね。地の文が多くても面白いものは面白いです。(それを言ったら、お終いですが…)
 とにかく慣れだと思います。少しずつ調整し、自分にあったスタイルを見つけるのが最善ですかね。

とまあ、つらつらと生意気なことを言ったわけですが。
自分もまだまだ修行中の身。精進あるのみです。では、これにて失礼します。


投稿者 宝条みきひさ[8]
投稿日時 2004年11月21日(Sun) 21時27分04秒
多数のご意見どうもありがとうございますm(_ _)m
確かに、各場面ごとに割合は変わってきますし、ジャンルによっても比率は様々なのは確かですね。

大切なのは、自分が今書いている話の文章バランスをどうすれば、読み手にきちんとおもしろさが伝わるか、と言うことを常に考え続ける事なのだな、と考えさせられました。
それを悩み続けられるからこそ、今以上のおもしろい作品を書くための意気込みに変えられるのだと思いますし。

皆さんのくださった意見を拝見してみて、少し頭の中で区切りがついた気がします。
まだまだ悩みながら、新しい創作活動に精を出します。
ホントにありがとうございました!
お互い頑張りましょうね(^^)v

投稿者 トウコ[9]
投稿日時 2004年11月25日(Thu) 23時55分24秒
す、すいません、論議は終わってるっぽいのですが興味がわいてしまったので書き込ませていただきますね?

えっと私の場合、どうしても会話文よりになってしまうので地の文を増やそうと努力しています。
力を入れたいのは私の中では間違いなく台詞で、だからこそここだ!という時以外はあんまり台詞に頼りたくないというのが本音です。
地の文が多い!削ろうはあんまりないんですが、会話が多い!削ろうはかなり多いです、実は。

とはいえ、やっぱりみなさんがおっしゃるように、その時の状況、話にもよるんでしょうね。

それでは。失礼いたしました!トウコ。

投稿者 殻鎖希[10]
投稿日時 2004年11月26日(Fri) 00時42分02秒
トウコさんの発言を受け、ちょろっと私も発言してみたくなったので書きます♪
小説というのは、いわば地の文と会話文の繰り返しですよね(他にも、心の中の台詞を描く心内文等もありますが、ここでは詳しく触れないでおきましょう)。
地の文、会話文にはそれぞれ利点があります。
地の文であれば、会話のみでは書くことのできない状況や情報を補うことができます。
またその一方、会話文をうまく続けることにより、物語にテンポを持たせることもできます。
どちらに比重を置くべきか、ということについては、これと言った答えを出すことはできないでしょう。

地の文と会話文とでどちらの方が書きやすいか…と言うと、私にとっては会話文です。
会話文を書く時の方が筆が進みやすいのもまた事実ですね。
ただ、会話文を繰り返し書くということも必ずしも悪いことではないし、文章を書く練習にもなる。
会話文を何度も書いている内に、知らずと地の文も書きやすくなってくるということがあるのです。
トウコさんも会話文がどうしても多くなってしまうということですが、会話文を多く書いていくという作業も、貴方にとって確実に一つの力になりますよ。
頑張ってみて下さい。小説を書くということは本当に難しく、奥が深いものです。

投稿者 文福[11]
投稿日時 2004年11月30日(Tue) 22時23分07秒
文福という者です。
僕は、あまり気にしなくても…?
というような感じです。
僕の好きな本で、ノベルスなのですが、あるキャラクターの一回の台詞が1ページにも及んでいたものがあります。さらにそのほとんどが説明やウンチクなど…
そして、各章ごとに会話の多いところ、少ないところ、説明だらけなところ…
だから僕は気にしないで書いています。

投稿者 宝条みきひさ[12]
投稿日時 2004年12月01日(Wed) 00時20分04秒
追加でご意見ありがとうございます。
言い忘れてた(つーか書き忘れてた)ですが、一人一人にお返事したいんですけど、結構たくさん書いていただいて、書き始めるとごちゃごちゃしそうなので、省略させていただきます。
スミマセン・・・。
皆さんのご意見聞かせてもらっていると、さほど気にしてないような、そうでないような、そんな気がします。
つまりは、自分が悩みすぎなのかなーと。
ただ、ノリで書くと絶対読み返したときに「??」となるので、その辺だけ注意が必要かなと。

あと、議論つーかなんつーか、特にこの質問(?)にはおそらく終わりはありませんので、目に留まって興味を惹かれたらぜひ一筆お願いします。

投稿者 暗中茂作[13]
投稿日時 2004年12月19日(Sun) 14時58分47秒
地の文と会話文のバランス、悩みました。
自分は話を書き始めたきっかけが、あるサイトのゲームの2次創作物で会話文だけによるショートコメディをみてこんな感じのスタイルなら自分もかけるんじゃないかと思ったのがきっかけで、初めて書いた作品は会話文だけによるショートギャグでした。それで次はちゃんとしたショートショートを努力しました。ですがどうしても会話文が多くなってしまって悩みました。今も悩んでます。会話文から会話文の合間のつなぎの文とか特に悩みます。

地の文を書くには、実際にある風景なんかをみてそれを文にして描写する練習するといいなんて聞きますが大変そうでやったことないです。みなさんはどんな感じで地の文の練習なんかしてるんですかね。
 
個人的には会話が3、地が7位の比率がいいんじゃないかとおもいます。正解とかはないと思いますけど。

後、会話文だけで書かれた小説なんかもありますよね。割と有名なライトのベルで「キノの旅」という短編連作形式の作品なんですが、その中の第二巻の「本の国」という作品が会話文だけでかかれてたと思います。よかったら短い話なので本屋さんででも立ち読みしてください

投稿者 土師 英明[14]
投稿日時 2004年12月27日(Mon) 21時27分55秒

とても興味深い内容でしたので遅ればせながら参加いたします。

地の文はきっと会話文(ひいては台詞)を引き立てるためにあるものだと私は考えています。これこれこういう状況や感情があったからこそ、このキャラはこんな台詞を吐いたのだ、と。もっともその限りではない場合も多々あるようですが。
私は台詞を作るのが下手くそな人間でして、どうしても地の文で補強のようなものをしてからキャラに物を言わせる傾向があります。
ただ地の文というものは描いている人間の描写力が強く求められるので・・・悩みます。非常に。「○○が○○した。○○が言った。○○は○○だった。」だけの繰り返しでは単調でつまらなくなってしまいますし。

ちなみに、たぶん今の私は「地の文:会話文=7:3」くらいになっていると思います。前者の方が今は描いていて楽しいので。ただそれだとやはり理屈っぽくなってしまうのは否めないのでしょうか(単に力不足?)。

何人かの方々が仰っているように、この問題に対し万能に対応できる方程式みたいなものは存在しないのでしょうね、きっと。



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