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あの夏の日をもう一度 作者:TOMO

最終回   心の支え
『さくらの私服可愛い』
エロい目であたしを見る保を思いっきり殴った。

あの日の放課後ー・・・
あたしはもう一度保に告白された。
もちろん答えたOK
それから保はうざいってくらいあたしにくっつくようになった。
そして麻耶は・・・あの言葉は嘘じゃなかったようだ。
精一杯良にアピールをしたが無駄だった。
あたしが知らないうちに良は來と付き合っていた。
あの人とは決して話そうとしない來と付き合う・・・いや來の心を開かせるまで時間がかかったと思う。
でも、良はそれにもめげずに來といつも会っていたらしい・・・。
麻耶はもちろん振られた。
そして今は・・・奏多にも手を出しているらしいがあたしと別れた後また人気が戻って女の子に追われている毎日だとか・・・。

あたしたちが付き合った早3ヵ月経った。
あたしはいい機会だと思い、髪を茶髪に染めた。
前は銀に近い色だった。
保が可愛いと言ってくれたからずっと茶髪にしていると思う。

5年前のあの日
本当は家に帰って泣いていた。
悲しくて、自分の気持ちを使えられなかったことが許せなくて・・・。
でも今は素直になれる。
保という心の支えがいるから・・・

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Novel Editor by BS CGI Rental
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