今は2年4組の帰りのHR。 紫苑がまた教卓の前に立ってた。 『バスケの件も無事に分けれましたので今から1人1人の種目を書きます。覚えてください』 紫苑はそういうと黒板に書き始めた。 文句の声は少し出た。 だが紫苑はそんなことは無視をして書き続けた。 『明日の朝まで書いておきますのでしっかり覚えてください。それから、団体戦競技はポジションなど決めなくていいですが反則は無しです。』 紫苑が席に戻ると先生が教卓の前に来て話はじめた。 先生の話が終わるとクラスはいっきりやかましくなった。 紫苑が席について作業をしていると後ろから肩を叩かれた。 紫苑が振り返ると魁星が立っていた。 『西坂、お前も剣道なんだな!!俺もだからよろしくな』 『ども』 紫苑はそういうと前を向いて作業の続きをし始めた。 魁星はともだちに呼ばれて教室の外に出て行った。 『顔赤くなってるし』 いつのまにいたのか夏が紫苑の顔を見て笑っていた。 『ぶっとばすで』 『関西弁に戻った、うける』 『周りは誰もいないんや、当たり前や』 紫苑と夏の周りというより教室から生徒がいなくなっていた。 『それにしても、あんた田中たちに恨まれてるよ』 『田中・・・て?』 『あんたクラスの人の名前くらい覚えろよ!!!色々不満を言ってきた女だよ』 紫苑は少し考えてあいつか・・・といった。 『あいつら結構しつこいらしいからね、気をつけなよ』 『へーへー』 紫苑は作業道具を鞄の中に入れて席を立ち上がった。 『どこ行くの?』 『生徒会の話し合いや・・・めんどくせー』 『がんばってねー』 紫苑はそのまま生徒会室に向かった。
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