■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

イイ子と病気と私の生活 作者:快新平

第2回   快新平と中学生時代
 はっきり言って、1番しんどかった中学時代。あまり、記憶もないし、思い出したくもないのが本音。

 中1のとき、いじめにあった。学年の男子の中でも、はっきり言えば、ガキ大将的な男子に、目をつけられ、いじめの対象になった。学年ほぼ全ての男子が、私を無視したり、酷いヤツは、私の悪口を言ったり。とくに、リーダー格になっていた男子と、その周辺は、酷かった。
 あるとき、その男子と私は、取っ組み合いのけんかになった。もちろん、女の私が、体格のいい男子のそいつに勝てるわけもなく、首を絞められた。が、隣のクラスの男子教師がやってきて、その男子は逃げ出した。
 私は、神経内科に行く事を勧められた。しかし、その病院の医師が出した診断は、「異常なし」。異常があるとしたら、相手の男子だとまで言った。
 その後、私とその男子は、もう一度、酷いけんかをやらかした。私は、今度は、心療内科を進められ、前とは、別の病院に行った。しかし、そこでも、異常なしの診断。
 結局、中学3年間、その男子のせいで、私は男子に避けられる生活を強いられた。

 2年の時は、女子からのいじめも酷かった。しかも、相手は、1年のときの友人。友人というよりは、友達の出来ない彼女に、教師が私をあてがったという感じだが・・・。
 3年のときは、結局友人も出来ず、楽しくない生活を送っていた。学校生活は、私の中で、一番きつかった。

 文章が、曖昧なのは、私の記憶が曖昧だからだ。1番思い出したくない記憶には、蓋をしてしまう。私の悪いくせだ。だが、無事に卒業、県の女子高では、1番、というところに進学も決まった。
 だが、今度こそ、の、高校生活で、私は本格的にこの病気と向き合う羽目になるのである。

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections