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私がここにいること 作者:快新平

第1回   夜の闇
 夜の闇が怖い

 ただ怖いだけ

 夜の闇が襲ってくるわけもなく

 私がただ怖いだけ


 空は今日も曇り

 晴れる事もない

 まるで

 私の心を写したようで


 夜空に星は一つも見えない

 星を見つけるには

 この街は明るすぎる


 静かに歌を歌いましょう

 夜の闇に負けない歌を

 それでも夜はやってきて

 世界を闇に閉ざすから

 それでも私は

 歌いましょう

 
 夜の闇に怯える

 そんな私を

 ある人は弱虫だと言います

 ある人はもっとひどい事を言いました

 ある人はそれを受け入れてくれました

 当たり前の事だと受け入れてくれました

 

 それでも

 私は夜になると不安で

 そっと明るい場所に隠れる

 夜の闇は

 私に何をしたわけでもないけど

 ただ恐怖から逃れるために

 明るい場所に隠れる


 夜の闇が消え去るまで


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 詩に挑戦してみました。
 私は夜が苦手です。暗いのとか元々ダメなんです。闇には何か潜んでそうで。
 でも、星を見るのは好きなんです。ちょっとした矛盾ですね。
 闇はちょっとした負のイメージ。だけど、闇は光が存在するためには必要なものなんですよ  ね。光と闇は対のものですからね。

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