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お友達との会話、電話にて。 作者:品川紗子

最終回   お友達との会話、電話にて。
私→「」

亜美→『』

笑→笑い声の意

午前三時ごろの電話での会話。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




「あぁー彼氏欲しいなぁ・・・」

『紗子の元中のさぁ、かっこいいって言ってた・・・あの人は?あの・・・岩本くんじゃなくて、長谷川くんじゃなくて・・・』

「大木だよ、一文字も合ってないから!笑」

『あ、そうそう・・・大木くんは?』

「無理無理。高嶺の花でしょ、超頭良いし性格冷たいもん」

『えー紗子なら落とせるよ』

「ダメだよ、自分馬鹿だし」

『それはわかんないように・・・』←フォローしない

「あ、じゃあうちらこれから頭良さそうに見える会話しようよ!“例えばさぁ・・・”って言うのは、“例によると・・・”みたいな!!」

『いいね!!“example”って言うのは!?』

「超いい!!イグザンポー」

『エグザンプル』

「それとさぁ、会話の中で、“やっぱりx=LOVEだよねぇ・・・”とか、数式を使う!!」

『最高!!笑 “LOVE=恋でぇ・・・”』

「“恋=愛でぇ・・・”」

『余計アホっぽいから!笑』

「つーか亜美もうあーゆー事やめた方がいいよ!」

『あーゆー事って?』

「ファミレスでさぁ、レシート入れるプラスチックの筒の奴をお絞りでくるんでさぁ・・・レシート湿ってたじゃん!!笑」

『笑!あれはウケたね!店員困ってたし!!笑』

「“置いてもいいかなぁ?”とかいって・・・」

『“そんなに笑わないでね・・・”とか!!笑』

「笑」

『いいじゃん、紗子も今度誰かの前で試してよ』

「絶対やだ 笑」

『・・・・・えっ、やだ!・・・キャー!!』

「?!何?どーしたの??」

『ゴキブリが出たぁ!』

「マジで!スリッパで殺せ!笑」

『スリッパスリッパ・・・あ、大丈夫。どっか隠れた』

「えー隠れた方が嫌じゃん!まだ家にいるんだよ?」

『でも見えないから平気』

「つーかゴキブリって一匹見つけると結構いるって言うよね」

『一匹見つけると五十匹いるんだよ。だからうちにはゴキブリが五十匹潜んでいるんだよ・・・』

「でも普通に虫いるよね、家って」

『うん!うちクモとか普通にいるんだけど!あのね、ちっちゃくないの!』

「でかいの?」

『ううん、普通』

「普通ってどれ!?笑 でもうちもアリとか超来るんだけど・・・」

『あのね、それ家の外にアイスの棒とか置くとなくなるよ!うちそうだもん』

「え、でもそれ結局同じ敷地だと繋がってるんじゃ・・・」

『そだね、意味ないか』

「どっちなんだよ!笑」

『でもうちホントにそれでアリ来なくなったよ』

「あ、そうなの?」

『うん、ちょっと待って・・・《シュー・・・(スプレー音)》あ…《シュー・・・》』

「何?」

『あのね、今またゴキブリ出てきたからキンチョールかけ・・・あー死なない。けどそのうち・・・』

「笑」

『早く効いてくれー・・・あ、よしよし効いてきてる。そろそろだな』

「どう?」

『あー・・・あ!あぁー死んでくれたぁーよかったぁ』

「笑」

『よいしょ、後始末を・・・』

「ゴキブリ掴んでんの?!」

『うん、でもちゃんとティッシュの上からだよ・・・うーやだやだ』

「超ウケる!!笑」







とりあえず終了ってことで☆

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Novel Editor by BS CGI Rental
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