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友達のいない僕たち 作者:

第1回   友達-プロローグ-
「あのこ、また森で泣いているよ!」
「本当だ!可哀想!何でだろう。。。」
森の動物達が、集まってきました。
グス。。。グス。。。と泣いている声が聞こえてきます。
「僕には、友達がいない。。。グス。。。」

1人の男の子には友達が1人もいませんでした。
だから毎日この森で1人で泣いているのです。

「どうする。。。?なぐさめに行く。。?」
「やめなよ!人間だよ!?何されるかわかったもんじゃない!」
動物達は密かに会議のように話しています。
「人間だって同じ動物!僕はなぐさめに行くよ!」
1匹のリスが立ち上がりました。
「でも。。。。!!」
まだ心配な動物達が止めようとしますが、♂リスはそのまま男の子の
ところまで走って行きました。
「ねえ、友達がいないの?」
と♂リスは声をかけました。
でも、小さな声で男の子には聞こえませんでした。
もう一度、♂リスは声を大きくして
「ねえ!!友達がいないの!!??」
やっと男の子は気付きました。
「リ・リス!?」
「ねえ!!いないの!!??」
「う、うん。。。僕。。。何故か。。上手くみんなと話せないんだ」
男の子はそう言うと、下を向いてしまいました。
「じゃあ僕達が友達になってあげるよ!!」
リスがそう言うと、ほかの動物達がうるさく言いました。
「やだよ!人間なんか!いつも僕達をいじめるんだ!」
「キミは人間の味方になるなら今日から絶交だ!!」
そう言って動物達は森の奥へ行ってしまいました。
「待ってよ!!!」
♂リスは引き止めようとしますが聞いてくれません。
「。。。。僕も友達いなくなっちゃった。。。」
そう言って♂リスは下を向いてしまいました。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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