『明日の瞳』
光化学スモッグや黄砂で澱んだ世界
それを見つめて眼精疲労おこしても
それでもどうかその瞳を曇らせないで
瞳を洗い流して見つめなおせば
汚れた街にも大事なものがある
捨てたもんじゃないと思えたならば
少しだけ明日が待ち遠しくなる
背負った荷物があまりに重くて
自然とまぶたも落ちてくる
それでもどうかその瞳を開きつづけて
なんとか堪えてまぶたを上げていれば
見落としていた支えも目に留まるはず
いざとなれば……そう思えるだけで
背負った荷物もまぶたも軽くなる
それでもどうしようもないときには
思いきり泣いてしまえばいい
さっさと眠りにつけばいい
今日とは違う一日が僕らの瞳に映る
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【あとがき】 まぶたを大きく開けていないと幸せを見過ごしてしまう。 そんな風に思うので、俺は意識してまぶたを明けるようにしています。 気分が沈んだり、疲れているとまぶたが下がってきてしまいますが。
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