『魔法の鏡』
風呂あがりに鏡に自身の姿を映してみれば
仮面の下の素顔に嫌気が差してくる
たるんだ腹には怒りが込み上げてくる
その顔を美しいと思えるほど面の皮は厚くないし
その腹でいい身体と思えるならひどいナルシスト
思わず鏡から目をそらしたくなりそう
でも、モノは捉え方一つで変わるだろう
鏡に映っているのは欠点でもあり改良点
それを素直に受け止められたなら
きっと明日は今日より美しい姿
もしも鏡が魔法の鏡で心まで映すとしたらどうだろう?
ほとんどの人は直視できないかもしれない
けれど、それを受け止められたなら
きっと明日は今日より美しい心
たとえそれで自己嫌悪に陥っても
過去の自分自身を乗り越えようとするなら
周りの人は、そして僕だって手を差しのべよう
他人に勝つ必要はない
昨日の自分に克てればそれでいい
僕も今ならばそんな風に思えるんだ
|
|