『波紋』
何かがこの水面に落ちてくる
ぽちゃんという音が静寂に響き渡り
綺麗な同心円状の波紋が広がっていく
それを眺めるこの僕の心は
果てしなく広がっていくのか?
どうしようもなく拡散するのか?
いずれにせよ気がつけば
前と変わらぬ水面のまま
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『臭いソレ』
「臭いものにはフタをしろ」というけれど、
フタをしたってフタの下のソレは消えないさ
むしろソレはもっともっと臭くなるのが道理
そのうちフタのすき間から臭いが漏れてきそう
そうなる前にゴミ捨て場へソレを捨てに行こう
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【あとがき】 俺の詩を読み続けている方にはわかるかと思いますが、 詩の形式も内容も少しずつ変質しているようです。 内容は内向から外向へとシフトしています。 変化していくとは思いますが、 まだまだ書いていこうと思うので 来年以降もよろしくお願いします。
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