『思念流入』
袋に周りの人たちの思念が流れ込んでくる
あんまりにもたくさんの思念が流れてくるから
いつしか袋はパンパンに膨らんでしまうんだ
袋に穴を明けなくてはそのうち破裂してしまう
袋に穴を明ける方法を勉強しなくてはならない
でも、この袋に穴を明ける方法はどこにも載ってない
針で穴を明けるように簡単なことではない
だけど、ふと気付くと既に穴は明いていた
勉強の過程で学ぶさまざまな言葉
それらのすべてが小さな穴なんだ
プシュ、プシュ、プシュシュー
思念の漏れ出す音がなんとも心地よい
思念が漏れ出せばこの袋は破裂しないけれど
できることならばそのまま排出するのではなく
周りへの害を少なく排出できたらいいだろう
次の袋、そのまた次の袋がが処理しやすいように
ほんのわずかの思いやりだけを付け加えて
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【あとがき】 詩というか俺なりの哲学です。 袋に穴が明いていない、あるいは無いと キレたり、逆に自殺するのだろうと思います。
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