■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

ねぶの詩集2 作者:ねぶ

第14回   『恋は盲目』
『恋は盲目』

「こんな人だとは思わなかった」なんて君は言う

「こんな人だなんて、僕は元々こんな人」と君に言う

変わったのは僕?それとも君の見方?きっと両方



衝動に突き動かされた愛情は悲しいほどに盲目

そんな盲目状態の僕らが愛しているのは脳内恋人

「あばたもえくぼ」「デブはぽっちゃり」「ガリはスレンダー」

いつか盲目が治ったなら、目の前の人を愛せるかい?

それでも愛せたなら、それが本当の愛情かもしれない



恋が破れたとき、僕らはそんなことに気付くけれど

凝りもせずにまた甘い幻想を追い求めてしまうんだよ

誰の目に見えない幻想でも自らにとってはそれが真実

*********************************

【あとがき】
最近は幻想を追い求める衝動さえも起きないのが、
どうしようもなく悲しいです……。
夜間、皆が寝静まった頃に、勉強を進めています。
この秋には大学院の合格を決めて、
環境を変えて衝動を呼び起こしたいと思っています。

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections