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ねぶの詩集2 作者:ねぶ

第1回   『器』
「器」

夢の大きさだけ人は大きくなれる

夢の大きさは人の器

器にどれだけの中身を詰めれるかは努力次第だけれど

器が小さければ大きな才能や努力もあふれてしまうよ

夢見ることにはお金も資格も要らない

せめて夢見ることを止めないで



夢見ることは大人でもできるよ

子どもたちの特権じゃない

中身を詰めることが困難になっていくだけ

もしも器が紙やプラスチックじゃなくて

鉄や銅など硬いもので作られていたなら

あなたの夢はいつか叶う



器を硬くするための方法

それは中身を詰め込もうと手を動かすこと

たとえその手が空を切ったとしても決して無駄じゃない



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【あとがき】
新連載一発目の作品です。よろしくお願いします。
夢の大きさが人の器というのは前前から感じていました。
こないだ、テレビで将来の夢がレジ係という幼稚園児を見て
目の前が暗くなりました。深い意図はなかったのでしょうが……。

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