地上デジタル放送への移行が総務省の予測通りに進んでいない。まだ一年半あると考えている人々が多いのかもしれないが、テレビは要らないと考える人も少なからずいるように思われる。特に若者のテレビ離れは深刻である。視聴率上位の番組名を見ると、中高年向きと思われる番組が多い。 今の若者の主な情報源はもはやテレビではなく携帯電話である。私の情報源はパソコンだが、いずれもインターネットである。インターネットのほうが即時性に優れており、能動的な情報入手も可能である。今では文字情報だけではなく、動画や音楽など多様な情報が入手できる。テレビはもっと生放送を重視すべきだろう。スポーツ番組の録画放送もあるが論外である。 また、テレビは視聴者よりも企業や広告代理店へ意識が向いていると感じられる。まだラジオのほうが生放送主体で、聴取者を意識した内容も多い。昨今の不景気で広告収益が減り、インターネットにも広告費が流れている。企業頼みの番組作りはもはや限界だと思う。月極で料金を払って視聴するスクランブル放送へ移行すべきではなかろうか。それはテレビ局の収入確保のみならず、視聴者の発言力強化にもつながりうる。
東奥日報2009年12月8日夕刊掲載
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