今年4月には統一地方選が行なわれる。政治といえば国政に目が向かいがちだが、自分たちが暮らす自治体の政治も同様に重要である。しかし、国政選挙と比べて地方選の投票率はとても低い。2009年の衆院選の投票率は約69%、2010年の参院選は約58%に対し、前回の統一地方選は約53%に過ぎない。そもそも身近なはずの自治体の議員は何をしているのかがわからない。それが現状ではなかろうか。 ここ数年の某議会の質問回数票を見る機会があった。私はそれを見て驚いた。3年以上に渉り、全く質問をしていない議員が何人もいるのである。政治家は代議士とも言う。文字通り、住民を代表して住民に代わって議論する人である。それが3年以上も議論していないのである。そんな人間に払う議員報酬があるなら、有効なお金の使い道はいくらでもある。 たかが一票、されど一票である。与えられた一票の行使、その行方を見つめることは、住民の生活を大きく左右する。無関心の果てに自治体が破綻、あるいは破綻寸前になってからでは手遅れかもしれない。
(2011年1月29日東奥日報夕刊掲載)
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