■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

ねぶの新聞投稿記 作者:ねぶ

第34回   2010年11月19日東奥日報夕刊掲載
 先月、たばこの大幅増税が実施されたばかりだが、今月、総務省から自動車税と自動車重量税を一本化し、環境自動車税とする構想が発表された。軽自動車は増税、コンパクトカーは減税とするそうだが、年間480億円ほどの税収増が見込まれるらしい。
 また菅政権は第3のビールの増税を発表した。既にビールや発泡酒は増税済み、そして今回は第3のビールへ増税である。何かしらの大義名分はあるのだろうが、いずれも低所得者を狙った増税である。高級車やプレミアムビールへの増税ではダメなのだろうか。
 うがった見方かもしれないが、私にはこれらの増税が消費税増税への布石にしか見えない。次々と増税の実施や発表がなされる一方で、子ども手当てや農家の所得補償といったばら撒きが行われようとしている。そんな余裕がこの国の財政状況で存在するのか。
 つい数年前まで国の借金は750兆円だったが、今や850兆円を超えている。増税分の税収が借金返済に充てられるならまだしも、ばら撒き政策に費やされるのではどうにもやりきれないのである。

(2010年11月19日東奥日報夕刊掲載)

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections