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ねぶの新聞投稿記 作者:ねぶ

第22回   2010年5月6日東奥日報夕刊掲載
 鳩山首相の元秘書に有罪判決が下された。一方で首相自身は嫌疑不十分で不起訴とされた。だが「疑わしきは罰せず」というだけであり、潔白が証明されたわけではない。首相の言葉が真実として、母親からの巨額の資金提供を把握していなかったのならば、刑事責任はないのかもしれない。しかし、自らの懐具合もわからぬ人間にどうして国政を委ねられるだろうか。
 鳩山内閣は国債という名の借金を積み重ねながら、ばらまきとも取れる施策を行おうとしている。自分の懐具合もわからないからそのようなことができると思えてならない。借金のツケはいつか回ってくるが、そのツケを払うのは大人ではなく今は選挙権を持たない子どもたちである。
 昨年の衆院選で民意は自公政権の継続を拒んで、民主党中心の政権が発足したがこの現状である。七月には参院選が控えているが、どうせどの党が与党になっても、誰が首相になっても何も変わらないという諦めムードになることが一番恐ろしい。たかが一票、されど一票。チリも積もれば山となり、政治をも動かせるはずである。

(2010年5月6日東奥日報夕刊掲載)

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