弘前市長選で新人の葛西氏が初当選した。総有権者数の34.5%が葛西氏へ投票しており、少なくとも三分の一の市民が新市長に期待しているといえる。当選はゴールではなく、あくまでもスタートであり、これから真価を問われることとなる。掲げた公約のすべては実現できないかもしれないが、実現する意志を持ちつづけていてほしい。 葛西新市長は「7つの約束」や「100の施策」を公約として掲げていたが、なかでも観光対策は急務である。東北新幹線の新青森延伸は目前に迫っており、空ビルとなったジョッパルを観光客に晒し続けることは、観光都市の名折れではなかろうか。街の顔である駅前の印象はその街の印象を大きく左右する。 また「市民との対話」を掲げた葛西新市長には広く市民の意見を募ってほしい。具体的には市長への直通メールの設置、それに対するメールマガジンの発行などである。市長メールやメールマガジンを発行している自治体は既にいくらでも存在する。他の自治体から取り入れられるべき部分は大いに取り入れてもらいたいと切に望む。
(2010年4月14日東奥日報夕刊掲載)
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