衆議院選挙が迫り、マスメディアは連日、選挙報道を扱っている。特に自民党と民主党に焦点を当てた報道が多い。議席数からも二大政党化が進んでいるようだが、私はそのことが望ましいとは思えない。 世論調査から伺えるように、現在の自公政権に不満を抱いている人は多いようだが、それが必ずしも民主党支持につながっているかと言えば微妙なところである。積極的支持ではなく消極的支持ではなかろうか。どの党も帯に短し、襷に長しである。 それでも少しでもマシと思える政党を選んで有権者は投票する。比例区はともかく、小選挙区ではそれすらも困難な場合もある。私の住んでいる選挙区では選択肢が3択であり、これはいかにも少ない。映画俳優のシュワルツェネッガー氏が当選した2003年のアメリカのカリフォルニア州知事選では百人以上の立候補者があった。 選択肢が多ければいいというものでもないが、二大政党化は日本には馴染まないと感じられる。日本人の多くは欧米人のようにYES、NOで判断するのではなく、曖昧な判断をしがちである。二極化するのではなく、より多くの政党が生まれ、多様な意見が反映される政治になってほしいと願う。 東奥日報2009年8月10日夕刊掲載
|
|