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ねぶの新聞投稿記 作者:ねぶ

第16回   2010年3月河北新報不掲載
 受験戦線は佳境にさしかかり、桜前線も北上中である。多くの学生達が桜に迎えられながら、新たな学舎の門をくぐることを願う。
 まだ国公立大学の後期二次試験や高校入試が控えているが、懸念されていた新型インフルエンザの感染拡大も、さほど影響がないようで何よりである。これから試験に臨む受験生は持てる力をいかんなく発揮してほしい。
 しかしながら受験は競争相手がいる相対評価であり、精一杯の努力をしても希望の学校に必ず合格できるわけではない。私自身も希望大学へ一年間の浪人後に入学したけれども、浪人したからこそ出会えた貴重な友人がいる。無駄に思えたことがいつか財産となることもありうる。
 合格はゴールであるとともに、新たな生活へのスタートラインである。学生生活は人生における貴重なモラトリアムであり、その最中では勉学や恋愛、進路などさまざまなことへの葛藤もある。そうした際に努力した日々が支えてくれるだろう。

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