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ねぶの新聞投稿記 作者:ねぶ

第13回   2010年2月9日東奥日報夕刊掲載
 奇しくも民主党・小沢幹事長の不起訴処分の発表と横綱・朝青龍の引退発表が同日に重なった。与党のトップと角界のトップであり、不祥事が度重なることも共通するが、その対応は対照的であった。横綱がこのような形で引退するのは非常に惜しまれるが、角界の模範となるべき横綱としてあるまじき行為が度重なっては、この対応もやむなしだろう。まだ29歳。新天地での活躍を願うばかりである。
 一方の小沢幹事長だが、こちらも昨年に続いての不祥事である。西松事件で小沢氏は民主党代表を辞した。今回はより大きな不祥事でありながら、鳩山首相は小沢幹事長の続行を容認するようである。果たして国民の理解が得られるだろうか。昨年同様、少なくとも幹事長職は辞するべきだろう。仮に小沢氏が不可解なカネの流れを知らなくとも監督責任があり、国民への説明も不十分である。
 麻生前首相はこの結果を受けて「灰色幹事長」と評したが全くその通りで、クロと断定できないために『疑わしきは罰せず』というだけである。また『火のないところに煙は立たない』という格言もある。与党はたばこ増税に前向きだが、たばこの煙の前にまず小沢氏の煙を抑えるべきであろう。

 東奥日報2010年2月9日夕刊掲載

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