二ヶ月前のことだが、私は弘前市議会を傍聴してきた。初めて議場に入ったのだが、意外と狭いものであった。傍聴席に至っては五十席以下で、その時の傍聴人は十数人ほどだったろうか。傍聴席から議員の姿は見えず、質問を述べる議員とそれを受ける形の市長や市職員の姿が見えた。気になったのは市長や市職員の姿である。自分の発言の際以外は、居眠りでもしているかのような者もおり、緊張感を欠いている雰囲気があった。 青森県でも県議会や青森市議会においては、議会がインターネット中継されている。情報公開制度の観点から、弘前市においても速やかに議会のネット中継を行なうべきである。誰もが気軽に「見える議会」になれば、議会の緊張感も増すかもしれない。また、議会が市民にとってより身近なものになりうる。 加えて、議会を小中学生の社会見学の場にすることが有益ではないかと思う。義務教育段階から政治意識を醸成することは、地域をより良い社会にするために有意義である。もっとも投票日に「無党派層は寝ていてくれれば良い」などと述べた元首相もいるぐらいで、有権者の政治意識が高まることは為政者にとって都合が悪いのかもしれないが。 東奥日報2010年1月30日夕刊掲載
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