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ねぶの新聞投稿記 作者:ねぶ

第1回   2009年1月21日東奥日報夕刊掲載
 医師不足は本県の大きな課題である。医師の絶対数も少ないが、診療科ごと、地域ごとの医師の偏在はより深刻である。少なくとも私の住んでいる弘前市において、病院が少ない、診察に困るということはほとんど感じられない。
 実現にはさまざまな問題があるのだろうが、診療科ごとに大学受験定員を設定してみてはどうだろうか。現在は「医学部医学科」に受験という形で大学受験が行なわれているが、「医学部小児科」に受験するというように。そうなると、特定の診療科の入試偏差値が上がり、小児科、産婦人科などの入試偏差値は下がると思われる。そうした学科なら入れると考える医師志望の学生も現れるだろう。
 地域の偏在の解消はよりいっそう難しいと考えられるが、防衛大学のような省庁大学校として、僻地医療大学(仮)を設けるというのはどうだろうか。この大学は、防衛大学などと同様に学費無料、給与支給と引きかえに、十年間は僻地診療に従事しなければならない。もちろん卒業した医師がきちんと診療できるようにカバーするシステムも必要である。
いずれにせよ医師となる前の大学入試から手を加えなければ、医師の偏在は解消されないと考えられる。
                                       
 東奥日報2009年1月21日夕刊掲載

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