■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

フシギノクニヘタビダトウ 作者:糊塗霧 隙羽

第6回   フシギナシケンヲハジメヨウ
俺たちは先へと進んでいった。

そのうちに、柱の上に橋が通っている場所についた。

まだ先があるが、試験管らしい人がいたのでここで到着ということにする。

早速声をかけてみた。

「えっと、あなたが試験管ですかー?」

「そうよ。私が試験管よ。」

「あ・・・あれ!?さっきの案内の人・・・?」

マチが一番最初に気がついた。俺は人の細かい所とか見ないから気づかなかった

「うぉ本当だぁ!お前なんでいるんだよ!さっきあたしらの前で消えたばっかじゃ
ん!」

ビッグさんも言われて気がついた。

「え、そうなのか?」

やっぱり俺はわからなかった。

「あたしは試験管もやってるのよ。なんせ人手が足りないからね。」

ただ目立ちたがりやなだけじゃないのか・・・・。

「ただの目立ちたがりじゃ無いわよ。」

心を読まれたし(; ̄Д ̄)もう、余計なことは考えないことにしよう。

「いい心がけね。」

また読まれたよ!

「紹介が遅れたわね。私は試験管もやってるルネ。よろしくね。」

急に自己紹介をしてきた。話の転換が強引だ。

「じゃあ、早速テストを始めるわよ。上田君前へ。」

「はい。」

一番は俺のようだ。

「〜〜〜〜」

ルネが謎の呪文を唱えた。その呪文のせいか俺は、犬になっていた。

「!?」

「本能開放の術よ。うーん、大丈夫みたいね。合格。」

俺は合格したようだ。すぐに術が解かれた。

「次は、幸田さん。前へ。」

「はっ・・はい!」

「〜〜〜〜〜」

町も同じ術をかけられているようである

「うう・・ぐるるる・・」

何だかマチの様子がおかしいぞ・・・?と思った瞬間

「がぁ!」

マチが襲い掛かってきた!

俺は逃げ出した・・・・・・・・。





「ああ、やっぱりね。これが心配だったのよ。」

「麻智さんどうなったんだ?いつも大人しいのによ、急に・・・・。」

「あの子、普段色々抱え込んでるでしょ?それが原因ね。」

「普段感情を発散できない子は術を掛けるとだいたいああなるわ。ホント、面倒ね
ぇ」

「幸田さんは私が何とかするから。二人は次のテストへ行って。」

「え、あたしはこれやんねーのか?」

「あなたはやる必要も無いわ。見ればどんな精神かわかるほど力が強いから。」

「そうかーあたしつよいのかー。」

仕方が無いので次のテストに行くことにした。けどどこに行けばいいんだろう?

わからないのでとりあえず座っていることにした。すると・・・

「上田君、そこの柱へ。」

と急にどこからかともなく声が。とりあえず近くの柱へ行ってみる。

すると、7,8人ぐらいで子供達(多分テスト中)が皆で手をつなぎ柱を囲んでいた



「あ、君もこのグループか。早く入りなよ。」

とりあえず、一緒に囲んでみることに。

すると、急に景色が回りだし、気がつくと草原に一人で立っていた・・・・。


つづく

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections