国の歴史の本によって大変なことを知ってしまった俺たち。
奴らの野望を止めるべく、動き出そうとするところだったが・・・。
「なぁ、具体的に私ら何すればいいんだ?」
「わかんない・・。」
「・・・・・。」
どうするべきかわからなかった。
「えーっと、とりあえず奴らに対抗するため魔法を覚える!それからやろうぜ!」
「お・・おう!」
「がんばる!」
っということで、魔法を学んでみることにした。(独学)
「炎を具現化させるにはなにをなにしてなにやって・・・。」
ぼぉ!!
「あっちゃっちゃっちゃ!ちょっ!ビッグさん!燃えてる!俺、燃えてる!」
「えっと、物体を硬質化させるには・・・。」
「ぐわ!体が急に硬く・・・・てか、何で二人とも俺で試すんだ!」
「さらに重量変換♪」「わぁああああああ!床がーー!」
ベキベキバキィ!ドゴォ!!
こうして、俺たちは何とか魔法が使えるようになってきた。
ここからどうするかは、もう、わかるだろう。
『特攻!!』
「アホか!成功するわけないだろ!おい!ヤス!」
「ふっ偶然国の地図があって助かったぜ!」
「都合いいね。いいのかなこんなので。」
そうして、ついにルネの居る場所へとたどり着いた。
しかしそこに、ルネの姿はない。
「どこへ行ったんだ!?」
「仕事でもあったんじゃねーの?」
「まってたわよ・・・。」
「な!?」
彼女は天井からスゥーっと現れた。
「復讐の協力をしてもらいたかったんだけど、その様子じゃ返事はNOね。」
「あたりめーだ!復讐なんて意味のないことをしようとは思わない!」
「あ、それ私の台詞だ!」
「あれ?ごめん。台本読み間違えた。」
「しっかりしてよーヤス。」
「せっかく決めようと思ったのによー。」
「マジごめんって。」
「・・・話し進めてもいいかしら?」
「ああ、どうぞどうぞ。」
コントをやっている場合なのだろうか。
ここからはまたシリアスに戻る。
「存在が認められず、国を滅ぼされた私達の気持ちなんて解らないでしょうね。」
「それはそれは、悲しいことなのよ。」
「しらないね。やられたらやり返す。そんな精神の奴の気持ちなんか。」
「どうしても、やめないなら・・・」
「私が止めてやるよ!!」
その台詞と同時に、波動がルネを襲う。
「くっ・・やっぱりすごい力ね・・でもまだまだよ・・。」
「とにかく、力づくで止めようと言うのなら、こっちも力づくで押し切るわ!」
「A spear of ice!」
無数の氷の槍が俺達の方へと襲い掛かってくる。
それを炎の息吹で消すビッグさん
二人はほぼ互角といったところであろう。
俺たちはたいした戦力になりそうもないので防御に徹している。
そのとき急にむんずと背中をつかまれた。
しかも投げられた。
ビッグさんはひどいと思わないか皆。
俺投げ飛ばされましたよ?
俺は見事にルネに命中した。そして、その状態のまま、
ビッグさんは魔法を放ってきた。
「A power size bomb blast!」
「ちょwww俺も巻き添え?」
凄まじい爆音。凄まじい激痛。それでも何とか生きていた。
ルネの方も息はしている。死んではいないようだ。
とりあえず、死なれるのも嫌なので治療をした。
つづく。
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