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フシギノクニヘタビダトウ 作者:糊塗霧 隙羽

第11回   フシギナヤボウウチクダコウ
国の歴史の本によって大変なことを知ってしまった俺たち。

奴らの野望を止めるべく、動き出そうとするところだったが・・・。

「なぁ、具体的に私ら何すればいいんだ?」

「わかんない・・。」

「・・・・・。」

どうするべきかわからなかった。

「えーっと、とりあえず奴らに対抗するため魔法を覚える!それからやろうぜ!」

「お・・おう!」

「がんばる!」

っということで、魔法を学んでみることにした。(独学)

「炎を具現化させるにはなにをなにしてなにやって・・・。」

ぼぉ!!

「あっちゃっちゃっちゃ!ちょっ!ビッグさん!燃えてる!俺、燃えてる!」



「えっと、物体を硬質化させるには・・・。」

「ぐわ!体が急に硬く・・・・てか、何で二人とも俺で試すんだ!」

「さらに重量変換♪」「わぁああああああ!床がーー!」

ベキベキバキィ!ドゴォ!!











こうして、俺たちは何とか魔法が使えるようになってきた。

ここからどうするかは、もう、わかるだろう。


『特攻!!』

「アホか!成功するわけないだろ!おい!ヤス!」

「ふっ偶然国の地図があって助かったぜ!」

「都合いいね。いいのかなこんなので。」



そうして、ついにルネの居る場所へとたどり着いた。

しかしそこに、ルネの姿はない。

「どこへ行ったんだ!?」

「仕事でもあったんじゃねーの?」


「まってたわよ・・・。」

「な!?」

彼女は天井からスゥーっと現れた。

「復讐の協力をしてもらいたかったんだけど、その様子じゃ返事はNOね。」

「あたりめーだ!復讐なんて意味のないことをしようとは思わない!」

「あ、それ私の台詞だ!」

「あれ?ごめん。台本読み間違えた。」

「しっかりしてよーヤス。」

「せっかく決めようと思ったのによー。」

「マジごめんって。」

「・・・話し進めてもいいかしら?」

「ああ、どうぞどうぞ。」

コントをやっている場合なのだろうか。

ここからはまたシリアスに戻る。


「存在が認められず、国を滅ぼされた私達の気持ちなんて解らないでしょうね。」

「それはそれは、悲しいことなのよ。」

「しらないね。やられたらやり返す。そんな精神の奴の気持ちなんか。」

「どうしても、やめないなら・・・」

「私が止めてやるよ!!」

その台詞と同時に、波動がルネを襲う。

「くっ・・やっぱりすごい力ね・・でもまだまだよ・・。」

「とにかく、力づくで止めようと言うのなら、こっちも力づくで押し切るわ!」

「A spear of ice!」

無数の氷の槍が俺達の方へと襲い掛かってくる。

それを炎の息吹で消すビッグさん

二人はほぼ互角といったところであろう。

俺たちはたいした戦力になりそうもないので防御に徹している。

そのとき急にむんずと背中をつかまれた。

しかも投げられた。

ビッグさんはひどいと思わないか皆。

俺投げ飛ばされましたよ?

俺は見事にルネに命中した。そして、その状態のまま、

ビッグさんは魔法を放ってきた。

「A power size bomb blast!」

「ちょwww俺も巻き添え?」

凄まじい爆音。凄まじい激痛。それでも何とか生きていた。

ルネの方も息はしている。死んではいないようだ。

とりあえず、死なれるのも嫌なので治療をした。


つづく。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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