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フシギノクニヘタビダトウ 作者:糊塗霧 隙羽

第1回   フシギナHPミテミヨウ
俺は、ヤス。本名は上田博康。(ウエダヒロヤス)
ヤスとは俺のあだ名だ。

俺の隣にいる、こいつはマチ。本名は幸田麻智。(コウダマチ)

どこにでも居るような、中学生。

そして・・・・THE・オタク!

二人でいつもネットサーフィンを楽しんでいる。

今もその途中だ。今日は、マチが友達から聞いたという、変なHPに行っていた。

「ここがそうなんだけどー。」

「うわ、なんだよこれ?」

そこは一面真っ黒の壁紙の上にクイズと書いてあるだけのおかしなHPだった。

「クイズって書いてあるけど何もないんだー。ね、変でしょ?」

「う〜ん、クイズって書いてあるし、何かをどうかしたら問題が出るのかも」

それで色々試してみたが、何も起こらない。つーか、飽きた。

「あ、私トイレ行ってくる。それまで何もしないでね!」

「へーへー。」

マチがトイレに行っている間は漫画を読んでいることにした。マウスポインターは「クイズ」の

文字の上にあるままほうっておいてある。そのときだった。


『ピンポーン!よく解ったね!』


っと機械みたいな変な声がした。

あわてて画面を見ると、壁紙が変わっている。一面青い上に顔がいくつもある。

すべて6角型の顔が壁紙一面に。

俺はあわててマチを呼んだ

「マチ!なんかでた!なんかでたぞ!」

「ええ!?てか、何もしないでって言ったじゃん!」

「なにもしてねーよ!勝手に出たんだよ!」

マチがあわてて飛んでくる。画面を見てさらに騒ぎだした。

「なっ・・・なにこれ!?キモッ!」

「しらねーよ!勝手に出たんだよ!」

『ピンポーン!第二クイズをはじめますよろしいですか?』

またあの、機械のような声。そして画面には、はい・いいえの選択肢。

「ど、どうするの!」

「しらねーよ!どうすんだよ!」

「私がそれを聞いてるの!」

「とりあえず様子を見るか?」

「そうしよう!」

二人でじっと画面を見つめた。するとまたあの声が


『ピンポーン!早く選んでください。次は正解したらプレゼントですよ?』

・・・・? プレゼント?

「な、なんだろう?プレゼントって。」

「俺が知るかよ。どうするんだ?やるのか?」

「やってみようよ!」

「俺はしらねぇぞ。」

そういいながら選択肢の、はいを選んだ。

すると、画面に大きく文字が表示された。

『2問目 壁の顔6角の顔一番端 上下左右に付きし数4っつ 3っつの分前に答え
よ。下の四角に答えよ』

「はぁ!?わけわからん!」

そもそも俺は頭悪い。

しかし、マチは・・・・・

「わかった。こうだ。」

すらっとといた。

「ええっ!早!」

流石にありえないだろうとおもったが、

「簡単よ壁紙の端のほうにある数字を書けばいいのよここの四角に。ほら出来た」

しっかりといてるOTL

『ピンポーン!正解です。 賞品としたあなたを不思議の国へご招待します。』

「不思議の国?なんだそれ?」

「いいじゃんいいじゃん。行ってみようよ。」

『不思議の国へ行く道を教えますあなたの玄関前から右4上3右30上50です間違えな
いように。」


「え?」

「・・・・・・。」

「どういうことだよ。」

「いたずらだったのかな?」

「はぁ・・・しょうもねぇ・・。」

と、俺がため息ついたところでまたあの機械っぽい声がした。

『何人で行ってもかまいません。早めにどうぞ。』

「わけわからん。」

そういって俺はPCの電源を落とした。

「ああーちょっと!なにすんの!」

「あーうるせー。いたずらなんだろうしいいだろ?」

「本当かもしれないじゃん!」

「じゃあ試すだけ試すか?」

「うん!!」

こうして僕らは、あの変なクイズに従い、不思議の国へ行くこととなった。


つづく。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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