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戦闘武具人間組 作者:糊塗霧 隙羽

第4回   4
「仇討ちのために、僕と旅をしないか?」





『戦闘武具人間組 фバトルヒューマンズф』


「は・・・?」

いきなりの提案に僕は驚いた。そもそも、提案した本人が、

盗賊の幹部だ。言っている意味が判らない。

「あー、そう睨まない。私は本気だよ。」

「お前は・・幹部じゃないのか?いいのか?裏切るようなことして」

今度は奴に答えられる前に疑問をぶつけた。

「私は、盗賊を内側から探るために幹部に居るだけだ。」

「だから別に、構わないさ。」

なるほど。そういうことか。

「君の左腕は変わっているね。」

急に僕の左腕の剣の話しを振られた。

「うん・・でも、アンタもだろう。」

「そうだね。私の場合は鎌だが。それに右腕。」

そういいつつ右腕を振り上げるクライネ。

「君は伝説を知ってるかい?」

「伝説?」

僕は学校というものに行ってないため、殆どの基本的な知識も

まったくない。そんな中で、伝説など知っているはずない。

「全く知らない。その伝説って?」

「戦闘武具人間・・・・という、勇者の伝説だ。」



「『この世界が悪に支配されし刻、体に槍、剣、鎌、斧、##(かすれて読めない)の武器5つ。其れをそれぞれ一つずつ体に宿した人現れ、悪の根源を断ち切るであろう。真の危機に陥ったとき、必ず、彼らは来る。』という奴さ。」

「それが何か?」

「わからないのかい?君や、私がその、戦闘武具人間なんだよ。」

・・・・・ハァ?

「嘘でしょ?」

「いや、だったらその剣は何?伝説のまんまじゃん。」

「それで、どうしろと?」

「供に他の仲間を探し出し、奴らに立ち向かうのさ。」

「仇討ちのための力を蓄えるんだ。そして、一気に!」

よくわからないが、用は、僕に着いて来て欲しいと言う事なのだろうか。

突然でわけわからないけど、もうすでに答えは決まっていた。

「 行きます。 」

「そうかい。ありがとう。そして、これから宜しく。」

「僕は、ケント。」

「私はクライネだ。何度紹介したことだろうね。」

こうして、僕らのたびが始まったのである。

つづく。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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