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Fantasy・asterisk(ファンタジィ・アスタリスク) 作者:糊塗霧 隙羽

第3回   【サバイバル学園〜日々行われる給食争奪奮闘〜】
ここは、日本の何処かにある差賠馬琉学園。

生徒数45人の小さな学校。

そして僕はこの学園に通う生徒。

この学園は名前の通り何もかもがサバイバルだ。

でも、そんな中でも一番サバイバルなのは給食の時間だ。

給食は、自分で作る日と、給食の先生が作る日がある。

自分で作る日は、『材料も自分で採らなければならない』

でもまだ、これは楽な方だ。(何人か食中毒で倒れてるけど)

先生が作るときは、早い者勝ちだ。

給食が先に給食室についた人の物となる。

しかも、給食はどれも、絶品なため、皆は死に物狂いで

給食室へむかう。ちょうど今日は、先生が作る日。

どんなのか見せてあげるよ。







「えーつまり火をおこすときには・・。」

キーンコーンカーンコーン。

4時間目の授業が終了した。

「今日の授業はここまで。日直〜」

ちなみに日直が終わりの挨拶をしようとしているとき、こっそり抜け出そうとすると

「へへへ給食は俺の物だ・・・。」

「そこー!まだ挨拶おわっとらんぞ!!」

ズキューーーン!

「!ぎゃあ!」

ちなみにこれは麻酔銃だ。

っと言うことで、抜け出そうとすると、眠らされてしまうので、

給食は食べられなくなる。

つまりはきちんと待っていた方がいい。

「きりーつれい!」

「有り難う御座いました!」

と同時に走り出す。

いつも最初に給食室に着くのは斉藤君。

でも今日は休み。

だからこそ、皆燃えている。

「今日こそは給食をぉおお〜〜」

「まけるもんかぁあぁあ〜」

僕は、もうあきらめて後ろの方にいる。

(あくまでこの中では)どうせ一番足が遅く、体も弱い。

どうせいけるはずがないから。

と、ぼやいてると、いきなり凄い爆音が響いた。

何か爆発物がおいてあったらしい。

きっと頭のいい、山本君だ。そうに違いない。

と、思っていたら、山本君も倒れていた。と、いうことは理科の橋崎先生・・?

実はこのレース、先生も参加してるのだ!

(もちろん弱い、爆発物です!命に別状はありません。)

きっと今の爆発で、生徒は全員気絶しているだろう。僕を除いて。

ちょっと僕も期待した。もしかしたら給食食べれるかも・・・。

そこで僕は、ちょっと急いでみた。すると、先生達が前を走ってるのが

みえた。

そこで僕は、催眠ガスを噴射してみる。見事に成功だ。

やったぞ!ついに僕は給食を食べれる!

そう思って給食室にたどり着いたらとてもでかいおばさんが立っていた。

「なんですか?」

と僕が聞くとおばさんはこう答えた。

「あら、知らないの?給食は私、給食の先生に勝たないと食べれないの」

愕然とした

いくら何でもあんなごついのには勝てない。

どうすればいいんだ?

とりあえず、催眠ガスを噴射してみる。

何故か効かない。

パンチしてみる。

やっぱり効かない。

先生が持ってたマジックハンド(勝手に拝借)を使ってみる。

一撃必殺。

おばさんは倒れた。

凄い威力だな、これ。と思いながら、給食を食べた。

その後遅れて現れた皆が僕をみて驚く。

「う・・嘘だろおい!こいつが勝ち残ったのか!?」

「くそー斉藤いないからチャンスだったのに!」

てか、僕戦ってないですけどね。

悔しがる皆をほっといて食べる給食はおいしかったです。


終わり

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Novel Editor by BS CGI Rental
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