■ トップページ  ■ 目次  ■ 一覧 

自分RPG 作者:糊塗霧 隙羽

第4回   ゲーム 設定変更
俺たちが寝ていて、また敵が現れることは無かった。

おかげでぐっすり眠れた。

「うーん、そろそろ行かなきゃなー。」

「起きろハツユキー。」

へんじがないただしかばn「死んでません!!」

「なんだよ、一回やってみたかったのに。」

「そんな理由で人を勝手に殺さないでください!!」

「判ったから行くぞ。」

「ところで、サキョウ君」

「ん?」

「何で霊体何ですか。」

そう、俺は幽体離脱しちゃってる状態なのだ。

「えーっとな、どこからかたらいが飛んできてこんなことに。」

「ダサッ!」

「・・・・・」

俺は無言でGBをいじり始めた。

「サキョウ君?何やってるんですか?」

『キャラ設定。 使える魔法の設定。』

ピッピッピピピッピッピ!(全部使えるようにしている

「ちょ、何を!?」

「ヘルニア!!!」

ドゴーン!!

「ぐわ!何を!?」

「うっせー馬鹿!」

「それなら私だってやりますよ!」

ピピピピピ!

『イベント作成 床 踏んだら音が鳴る ダメージを受ける。場所:サキョウの後
ろ』

「くらえ!」

そういうと俺を押すハツユキ

「へ、そんなの効かない・・」ビーーー!

「え?」

ドゴォン!

「ぐわ!?」

『サキョウに10ダメージ』

「きっさっま〜・・・・。」

『イベント設定。穴』

「うわ!?僕の真下に穴が!?」

『下にとげがあり、大怪我をした。のメッセージ。ダメージ受ける30.」

「ぎゃあーーーー」








数分後。


「そろそろやめましょうか。」

「うん、そうしよう。」

サキョウ HP2

ハツユキ HP1

※すぐ近くに要塞村があって助かった。

「ふぅ、宿は便利だ。」

「まったくもう、勘弁してください。」

さて、ここからどうするんだったか・・・。

「その辺の人の話でも聞いて見ましょう。」

ハツユキのすっきりした案に、イラついた俺は

「さぁ行きますよー。」

と張り切って歩くハツユキに足払いを仕掛けた。

「ぶぉ!?」

顔からこけるハツユキ。

「さぁ行くぞー。おい、寝てる場合じゃない。急ぐぞ。」

嫌味な一言を掛けて俺はさっさとその辺に居る人に話しかけた。

「あのー。」

「要塞村へようこそ。旅のお方。」

こいつはこれ以上喋りそうに無い。他の奴だ。

「宝玉?それなら村長が持ってたと思うよ?」

「え!?」

いつの間にかハツユキが重要ヒントを聞きだしている。

そしてニヤニヤしながらこういうのだ。

「サキョウくーん?ヒント聞けましたよー。いや、サキョウ君と違って、僕はすご
いなぁ。」

「お前いっぺん死ぬか?」

「ふざけないでください。」

それはともかく、村長の元へと向かった。



「で、このイベントでは何をすればいいんですか?」

「村長の願いを聞いてやればいいんだよ。大した願いじゃないから大丈夫。」

そう、俺が設定したイベントは簡単なものだ。誰でも出来るはずさ。

そうして気楽に村長に話しかける俺たち一行。

「ん?何のようじゃ?」

宝玉を知りませんか?

お前の命は頂いた。

訳の判らない二択が出てきた。

「当然、上ですよね。」

「ああ、上・・・あっ!」

俺は指がスべって下の選択肢を選んでしまった。

「ちょ、何やってんですかあんた!」

「滑った!ただそれだけ!」

「どうなるんですかこの後!」

「何?ならば出て行け!」

「こうなる。」





「ん?何のようじゃ?」

「宝玉を知りませんか?」※また戻ってきた。

「それならわしが持ってる。何、欲しいじゃと?」

「それならわしの願いを聞いてもらおう。」

ちなみに、ここのイベント近くの山で薬草を取ってくるだけ。簡単簡単・・・

「最近、ワシの畑を大トカゲが荒らしてのう。困っておるんじゃ。」

あれ?

「サキョウ君、このイベント簡単なんですか・・・?」

「いや、俺が設定したのと違う物になってる・・・難易度不明。」

「ええ!?」

何故ここが変わってしまったのか。それは判らない。けど・・・・

「奴を倒してくれるか?」

YES

NO

「YESだ!」

先に進むしかないのだ。

「では、早速奴が住む洞窟へ行ってもらおう。武運を祈っとるぞ」

ああ・・・大丈夫なのだろうか・・・。


つづく

← 前の回  次の回 → ■ 目次

Novel Editor by BS CGI Rental
Novel Collections