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俺のペットは女の子 作者:きんす

第10回   軽井沢へ
      
ルイちゃんの言ってた力について調べていたら朝になってしまった。
判ったことは・・・
・ルイちゃんが使った力は魔法と超能力の一部であること。
・力を使いこなせるだけの体力がなければ、力を使うと体がダウンしてしまうこと。
・偶然を起こす能力と物を動かすなどの直接、物に力を使う能力では消費する体力が違う。ということだった。俺はパソコンの電源を切って朝飯の支度を始めた。
今日の朝飯は昨日の夕食の残りのカレーだ。カレーを煮込んでいるとルイちゃんが目をこすりながら部屋から出てきた。
「おはようルイちゃん。おなか空いたでしょ?」
「うん・・・ごめんなさい。」
「えっ、何が?」
「だって力使っちゃって・・・それで・・・」
「別に気にしなくても良いよ。それにルイちゃんのおかげで何も無くて済んだんだから。ところで体何ともない?」
「うん・・・」
「じゃあご飯食べよっか。」
俺がそう言うとルイちゃんはうれしそうな顔で
「うん。」
と言って向こうの部屋に行った。
俺はその後いつものようにルイちゃんとの食事を終えて皿を片づけた後にスプーンを見ていた。
(そう言えば超能力と言えばスプーン曲げだよな・・・・・・ルイちゃんもできるかな?・・・やらせてみよう。)
俺はそう思いスプーンを持ってソファーの上で寝っころがって足を上に上げてL字型になって足を舐めているルイちゃんに
「ルイちゃん、ちょっとやってみて欲しいことがあるんだけど・・・」
と言ってルイちゃんを抱き上げた。
「なーに?ルイにやってほしいことって。」
「ルイちゃんってスプーン曲げられるかどうかやって欲しいんだ。」
「うん。やってみる。」
ルイちゃんがそう言うので俺はルイちゃんにスプーンを渡してソファーに座らせた。
ルイちゃんは10分ぐらいスプーンを持っていろいろやっていた。
「ごめんなさい・・・ルイできない。」
「そっか。」
俺はそう言ってルイちゃんを抱き上げてルイちゃんの頭をなでた。
その後ルイちゃんを着替えさせて終わると友美ちゃんが来たので旅行に出発した。駅まで歩きながら友美ちゃんはメグちゃんの手を引きながら
「ルイちゃんのそのネコ耳かわいいね。」
と言ってルイちゃんの頭をなでた。
「うん。」
「それどうしたの?」
「お兄ちゃんが買ってくれたの。」
「ふーん。」
そんなことを話してるうちに駅に着き電車に乗った。
上野で東北線に乗り換えるときに売店で漫画本を買って東北線の電車の中でルイちゃんとマンガを読んでいると大宮辺りで俺とルイちゃんがウトウトしていると友美ちゃんの隣りに座っているメグちゃんが友美ちゃんに耳元で何かを言った。すると友美ちゃんは何かのスイッチを入れていたのを覚えているがそれから高崎で友美ちゃんに起こされて信越線に乗り換えるまでは俺は寝てしまったらしい。信越線に乗ってしばらくして横川に着きそこからバスに乗って軽井沢に行き駅前からタクシーに乗って別荘まで行った。
8時過ぎに別荘に着いて夕食を食べると俺もルイちゃんも眠くなってしまいそのまま寝てしまった。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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