【あとがき】 え〜と、長い長い話を読んでいただきありがとうございます。とりあえずこれはいっとかないと、私ならきっと読んでないと思うし(笑) かの有名な三国志演義をいじくるという、凄まじく無謀なことをしている奇伊都というケチな野郎でござんす。ああ、苦情がくるのが今から怖い…… まあ覚悟の上で書いたんで、仕方がないですね。 できれば心を広くして、暖かいご感想をいただけると、パソコンを三日三晩拝み倒す勢いで感謝します。 あ、ここ先に読んでる方がいたら、これ以上は読まないで下さいね。ネタバレしますので。
そうそう、唯一サブタイトルを付け忘れた第四十七話は「波紋」です。均実の投げた小石で起こった波紋はいろいろな意味を含めて……るかもしれないんで。
それとおわかりだと思いますが、これまだまだ続きます。 最初から決めていたことで、次のタイトルは「均しき絆」ですね。これは「均しき〜」シリーズです。え〜と全三作を予定してますがどうなることやら……
ではでは作品の裏話でもやりましょうか。 つれづれなるままに、書いていきますんで読みにくいかもしれませんが、勘弁してやってください。
まず題名。いうまでもなく、諸葛孔明に弟がいるという設定からはいった話なんで、その弟の名前である「均」から派生しました。 均実の名前もそうですね。亮が均実のことを均として重ねてみてしまう要因を、一つでも多くつくりたかったもんで……。でもあっさりとかわしてくれましたね、亮。いやぁ隆中にいる間の話に、「均しき望み」ではページをあまり割くつもりがなかったもんで、仕方がないんですけどね。「均しき絆」では隆中がほぼ舞台になると思います。予定です。未定です。許してください。
思ったよりも許都脱出に時間がかかったもんで、最後の方は駆け足で書いてます。ので読みにくかったらごめんなさい。本当なら均実は劉備とも会わせるつもりだったんですが……、まあまた会う機会は別に用意してありますから、問題はないでしょう。 というか劉備、名前だけですもんね。ちょっとかわいそうかなぁ、関羽の義兄なのに。
この作品の構想はなんと一ヶ月です。……短いっすよね。はい、重々承知しております。ここまで大それたことをやるくせに、用意が整っていないうちからはじめるもんだから、途中かなりひぃひぃ言ってました。 あ、途中といえば、途中で張飛の字を翼徳から益徳にしたんですが……これどっちなんですかね。三国志演義では翼徳になってるんですけど……、他の資料では益徳なんですよね。まあこの話では益徳にしといちゃいますが。 資料の話をだしたのでぶっちゃけちゃいますが、使ったのは基本的に三国志演義と、三国志について解説してる本の二冊だけです。あまりたくさん読む暇がなかったからというのはありますが、かなりの無茶ぶりに自分自身驚いていたりします。
……本気でつれづれすぎるか。ちょっとまとめますね。
つまり奇伊都はバカである。
……なんか落ち込んできた。 ちょっと、この後二作書ききれるのか、自信もなくなってきました。 まあ、書くと思いますけどね。 だって自分で小説書かれる方ってこういう経験ないですか? 話を考える ⇒ キャラに個性をもたせる ⇒ 時間がなくて、しばらくかけない。 この状態になったとき、なんかお腹の中で虫が騒ぐような感じ。キャラが早く書けっていってるように、夢にまで出てくるんですよ。 ほぼ脅迫に近いですよね。 なので一回確か、沛の事件の途中、色々忙しくてしばらく書くのを止めてた時期があったんですよ。あの時はひどいですね。バイトしてても、勉強してても、夢にうなされている均実とか、沛中を駆け回っている関羽とかが頭に浮かんできて。 書くまでやめてくんないんだもん。 まとめると
奇伊都はバカな上に病気持ちである。
……はぁ。なんだか情けなくなってきた。
よし! 気分を変えて、話を次回作についてにしましょう!
「均しき絆」ですが、さっきもいったように隆中が舞台になります。 「均しき望み」が関羽編だとすると、「均しき絆」は亮編ですね。 だからといって亮が均実を好きになる話かというと、……ふふふふふ(by甘夫人)
え〜とあまり言っちゃうと、予定通りいかなかったときが困るんでいえないですけど、均実が隆中に戻ってから『三顧の礼』までの約七年間をやるつもりです。あくまで予定ですけどね。一応「均しき望み」は予定通りに終われたので、これもなんとかなるんじゃないかなと思ってます。
で、あの人がようやくちゃんと登場します。 誰かというと、ほら、あの人ですよ。最初に準主役みたいな感じで登場したのに、話の中盤でお化けあつかいされてたあの人です。 いやぁ、さすがにあれは可哀想だったかな。自分で書いといて「こわっ」と叫びましたからねぇ。「均しき望み」の疑問点、一体どうやって均実はあの世界にトリップしたのか、そしてこのまま歴史は変わってしまうのか、の最重要人物であります。そしてそれ以上に……いやいやこれ以上はいえないので、やめます。 知りたかったら「均しき絆」を読んでねぇ!(宣伝)
そうだな。とりあえずこれぐらいにしときますか。 かなり色んな伏線をひっぱってるんで、下手に書くと聡い人は気付いちゃいますもんね。はり忘れた伏線もあるってことはオフレコで(笑)
では最後に……
本当にこの五十連載の最後の最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。 まだ続くのかよっ!と思われたかもしれませんが、下手な文章に腹を立てたり、また滅茶苦茶な設定にも呆れて、途中で放棄せずにここまで読んでいただけたことに本気で感謝しています。ですから後二作、堪忍袋の緒を太くして、お付き合いください。
奇伊都
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