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我こそは!!!皆に頼りにされている?! 作者:雷香

第3回   朝から1人で・・・。

















翌日。

久々の制服を身に付け、学校へ行った。




新しいクラス。2年1組の教室。
・・・・・・・・・・2年1組だけ、他のクラスの教室から孤立してません?!


何故か、2年1組と2年2組の間には非常階段があり、教室一個分の間があった。

2、3、4、5組は引っ付いているのに・・・。(泣)




とにかく教室に入りましょうや。




えっと、俺の席は・・・・・・あったあった。
窓側の、後ろから2番目。(中途半端・・・。)
後ろの席には、男子1人しかいない。(女子の人数関係上。)



後ろの奴、ちょっと可哀想〜。(ちょっと喜び。)
クラス一望できるけど、目立たねぇ〜。


それを言うなら、俺も目立たない・・・。





ここで一つ言っておく。
一人で学校に来て、一人で教室に入っているが、友達がいないわけでは無い。
哀れな目で見ないでくれ・・・。








「お!まさ、やす、おっはよ〜ッス!!」




教室に元気な声が響いた。


声がした方を向いて見る。






そこには、無邪気な笑顔で教室に入ってきた「笠井 隆幸」がいた。






・・・すっかり忘れてた。

「笠井隆幸」「利賀政幸」「若島泰幸」は、同じクラスだったのだ。
俺の中ではこいつらは、「也3(なりすりー)」同様、「幸3(さちすりー)」なのだ。


つまり。


「也3とクラスが離れてしまったが、今年も同じような騒がしさが待っている」と言うこと。(だと思う)



う〜ん。去年は、「力也の恋沙汰?!」意外にも色々な事が発生してましたが・・・。
結構大変だったんだよ、これが。
和也が、夏の花火大会で「幽霊が!!」って騒いだから、幽霊退治に付き合わされたり。



・・・・・・いや、今年は大丈夫だ。きっと。






1人で思いを巡らせていた俺の後ろの席に、笠井は鞄を置いた。



























え?



























2年1組、名簿チェ〜ック!!


え〜、あった。「笠井隆幸」。
出席番号、06番。
俺の次!!







うそ?!

後ろの席は、笠井隆幸?!?!

















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Novel Editor by BS CGI Rental
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