翌日。
久々の制服を身に付け、学校へ行った。
新しいクラス。2年1組の教室。 ・・・・・・・・・・2年1組だけ、他のクラスの教室から孤立してません?!
何故か、2年1組と2年2組の間には非常階段があり、教室一個分の間があった。
2、3、4、5組は引っ付いているのに・・・。(泣)
とにかく教室に入りましょうや。
えっと、俺の席は・・・・・・あったあった。 窓側の、後ろから2番目。(中途半端・・・。) 後ろの席には、男子1人しかいない。(女子の人数関係上。)
後ろの奴、ちょっと可哀想〜。(ちょっと喜び。) クラス一望できるけど、目立たねぇ〜。
それを言うなら、俺も目立たない・・・。
ここで一つ言っておく。 一人で学校に来て、一人で教室に入っているが、友達がいないわけでは無い。 哀れな目で見ないでくれ・・・。
「お!まさ、やす、おっはよ〜ッス!!」
教室に元気な声が響いた。
声がした方を向いて見る。
そこには、無邪気な笑顔で教室に入ってきた「笠井 隆幸」がいた。
・・・すっかり忘れてた。
「笠井隆幸」「利賀政幸」「若島泰幸」は、同じクラスだったのだ。 俺の中ではこいつらは、「也3(なりすりー)」同様、「幸3(さちすりー)」なのだ。
つまり。
「也3とクラスが離れてしまったが、今年も同じような騒がしさが待っている」と言うこと。(だと思う)
う〜ん。去年は、「力也の恋沙汰?!」意外にも色々な事が発生してましたが・・・。 結構大変だったんだよ、これが。 和也が、夏の花火大会で「幽霊が!!」って騒いだから、幽霊退治に付き合わされたり。
・・・・・・いや、今年は大丈夫だ。きっと。
1人で思いを巡らせていた俺の後ろの席に、笠井は鞄を置いた。
え?
2年1組、名簿チェ〜ック!!
え〜、あった。「笠井隆幸」。 出席番号、06番。 俺の次!!
うそ?!
後ろの席は、笠井隆幸?!?!
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