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我こそは!!!皆に頼りにされている?! 作者:雷香

第2回   2












俺はいつも思う。

力也の行動と表情は、全然わからない。



「・・・・・・り〜き〜や〜・・・・・・。どうしたんだよ?」


打った額をさすりながら、恨めしそう力也を見上げる。




「・・・・・・・・・・ははははは。こりゃスゲェや。」


・・・スゲェって何が?




「由梨と俺、同じクラスだ!!!」


力也が歓喜を上げる。

・・・・・・へぇ。





「「「マジで?!?!?!」」」


雄也&和也&俺の声が上手く一致した。

力也は笑顔で答える。



「ああ、本当だ。ただ・・・・」

力也が言葉を濁した。


「「「ただ?」」」

また声がそろったよ。
ビバ・意気投合。




「雄也と和也と長瑠とは違うクラスだ。」



ああ〜、ついに也3、解散か〜。
などと、勝手に推測。



「そっか・・・・・・。」

和也が少し寂しそうに呟いた。


「クラス違っても、遊びに行けば良いだろ?」

雄也が慰める。
それを聞いて、和也も笑顔に「うん!!」と。


おお、泣かせてくれるねぇ〜。
この、素晴らしい友情劇。





ってか、和也の笑顔の「うん!!」って・・・・・・。(作者の心の内)






「さてさて、俺らは何組かねぇ〜?」

クラス発表でクラスを見に来たのに、何組か見ていなかったらとんだ間抜だ。


「あ、俺と由梨は4組だったぞ〜。」

力也が後ろから呼びかけてきた。





じゃあ、俺が4組って事はありえないわけでぇ・・・。

5組になりたかったので、5組の名簿から見ようとしたが、人間とは不思議なものだ。
何故か1組から見てしまう・・・。





























あ、



















あった。























ちょっと!!!さっそく1組にありましたよ!!
「沖永長瑠」って!!
苗字が「お」から始まるから、見つけるの早いんだよね〜・・・・って!!

5組じゃねぇ!!






「あ、俺5組だ。」

隣に立っていた雄也が言った。



何ィ?!

そんな!!何故?!
何故雄也が5組なんだ?!




「雄也〜〜〜〜!!!交換してくれ〜〜〜〜!!!」

思いっきり肩を揺さぶってしまった。

ごめんよ、雄也。
















「和也は何組だった?」

力也が尋ねていた。(俺はショックから立ち直れず。)



「あ、俺?俺は真ん中の3組〜w」

ポジティブ・スィンキング。
















俺は雄也を解放したものの、体育館の床にうずくまっていた。(雷香もそうでした。)



「ねぇ、クラスのメンバー見なくて良いの?」

和也が俺の肩を揺すった。



そうだ!!クラスのメンバー!!
クラスのメンバーで運命が決まる!!!



俺は勢い良く立ち上がった。
急に立ち上がった俺に、和也はビックリ。




え〜、まずは女子をチェックするっしょ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。

「坂井 佳枝(さかいよしえ)」との名を発見。


こいつぁ〜、牧野の親友であり、俺の幼なじみじゃないけど幼なじみであり・・・。
・・・・・・ま、いいか。(いいの?)


他の女子の名前は、一度同級生になった事がある奴しか顔と一致しなかった。
後々覚えましょ・・・。




さ〜て!!お次は男子をチェック!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?

「笠井 隆幸(かさい たかゆき)」
「利賀 政幸(とが まさゆき)」
「若島 泰幸(わかしま やすゆき)」

この三人の名前、聞き覚えがある・・・・・・・・・。








あ。
















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Novel Editor by BS CGI Rental
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