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我こそは!!! 作者:雷香

第8回   作戦開始w

























牧野と坂井から計画を聞き終わったら、丁度チャイムが鳴ったので教室に戻った。
すでに先生が着ていたので、也3と言葉を交わせなかった。




席について授業を受けていたが、背中に視線を感じたような・・・・・・。







 パシッパシッ




頬を叩いて気を引き締める。
放課後、作戦開始だからな。




頑張れ、俺!






       ▽

       ▽

       ▽
     (放課後)






「・・・・・・長瑠。」

名前を呼ばれて顔をあげた。
そこには力也が。
そしてその後ろには雄也と和也が。

也3&俺は毎日一緒に帰っているのだ。




おし。作戦開始!





「なあ、ちょっとサッカーやってこうぜ!!」


俺の突拍子の無い発言に也3、呆然。


「サッカーしようって、ボールは・・・」

雄也が言う。


「ボールなら・・・ほら!ここにある!」

俺が答える。



「「「でも、なんで急に・・・・・・。」」」

也3がハモった。




「いいから、いいから〜!早くグラウンドにGO!!!」

呆気にとられる也3をぐいぐい押して連れ出す。





ええい、もう自棄だ!!!





    ・

    ・

    ・



俺たちはグラウンドに出た。



「さささw 丸くなってw あ、力也はそこ!」

皆、俺に言われるがまま。
絶対、「こいつイカレた」って思ってるよ。




「おーし、じゃあ行くぞーーー!!!」

元気に振舞う俺。
そして、可愛そうな俺。







 バンッ







ボールを蹴った。
力也がいる方向へ。

だが、力也が立っているところより僅かに反れた。
いや、反らした。



ボールはそのまま転がって、校舎に隠れて見えなくなった。




「あはは〜、ごめんごめ〜んw」

ポリポリと頭を掻いて、力也に平謝り。



力也はボールを取りに行った。







(うっしっし・・・w 上手く行ったぞw)

もう、キャラを失ってしまった沖永長瑠だった・・・。


























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