あ〜、あちぃ〜。 ホントに、感謝してもらいたいもんだよ。 俺、一応主人公なのにさ、友人の恋の手助けしちゃうんだから。 ってか、絶対俺、主人公って思われてないって!
校舎の影から出てきた牧野と力也を見て、そう思った。
春のオーラが漂っている・・・・・・。
雄也と和也は、わからないと言う顔をしている。
無理もない。俺もわからないから。(ぇ)
牧野と力也は、笑顔のまま俺のところへ歩いてきた。
「沖永君、ありがとうw」
「長瑠、この前は悪かったな。」
ハハハハハ・・・。 俺って良い人? ねぇ、良い人だよね?
『正直者は馬鹿を見る』 ってか。
俺の春は、いつ来るのだろう・・・・・・。
〜おまけ〜
それから数日後・・・・・・。
クラスの女子達は、牧野が沖永に手伝ってもらって告白が成功した、と言う話を聞きつけて、俺の所に群がった。
それが1ヶ月ほど続いた・・・。
俺ってばモテモテ・・・・・・・・・・・・・・・。(涙)
同じ教室の中では、その原因を作った2人が仲良くお弁当を食べてたそうです・・・。
<おわり>
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