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シャボン玉 作者:米沢涼

最終回   シャボン玉
 ホンワリホンワリ

 青い空を見上げる

 透明だけどなんだか形づくられている

 首が痛くなる

 気にせず見上げる

 何でだろうか

 見ていると
 ドンドン悲しい感じに襲われる
 目を離さず
 じっと黙っている
 消えないように

 ちょっとした衝動でも

 パンッ

 これで終わってしまうからだ

 終わってしまうのも気にせず
 次にかけてみる

 フゥッ
 
 ゆっくりと息を入れていく
 ゆっくりゆっくり

 閉じる
 また上がる
 また見上げる
 またわれる

 この繰り返し

 飽きずにあげる

 シャボン玉

 シャボン玉の命は
 長くてほんの数分

 短くて数秒

 そんな短くても
 上を目指していく

 俺も
 そんなシャボン玉を
 見習っていこうかな

 前を向いて進む

 上を向いて進む

 空回りするときも
 きにせず進む

 一つのミスも
 明日のミスも
 今日のミスも

 次につなげれば
 それでいいさ

 シャボン玉にも
 数秒の命でも
 数分だとしても

 次が無くたって
 
 きにせず進め
 一番いいこと
 わかってくるはず

 皆もチョクチョク
 考えてみて
 次にして見ること
 次に必要なこと

 さあ
 朝を楽しみに
 向ってみようぜ
 この心

 シャボン玉のように
 
 ありがとうって
 いえるように
 
 挨拶は
 これからの始まり
 大切な始まり
 悪くたって
 頑張ればいいさ
 
 明日を
 頑張っていこう
 
 いやなことは嫌

 いい事してもらうと

 『ありがとう』

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Novel Editor by BS CGI Rental
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