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夢紡ぎ詩 作者:秋桜

第9回   恋愛
いきなりやし、一方的やとは思うんやけど
ずっと好きやった
今でもこの気持ちは変わらへんけど、特に付き合って欲しいとかは思ってないの
とにかく告白がしたかった
初めて好きになった人やから
わたしも大人になってあなたとは全く別の道に進むことは目に見えてるし…

とにかく聞いてくれてありがとう。それだけで嬉しかったし、スッキリしたわ
わたし的には初恋引きずったまま、大人になんのが嫌やったしね…
うん…、
ほんとありがとうね、

そう、返事は別にいらんから

――――――――――

これはわたしが大学生になる前に告白した、だいたいのセリフ
今から思うと馬鹿だったと思う。
無理って決めつけて、相手の返事を聞こうともせずに、言いたいことを言い募るだけ…
他の道があったかもしれないのに…
もうそろそろ、馬鹿は馬鹿なりに新しい恋見つけたほうがいいのかもしれない
でもまだ昔の恋に、後ろ髪を引っ張られてるみたい、
上手く抜け出す糸口が見つからないまま…時は過ぎていく。

もう彼に会うことはないんだろうか…?できるならもう一度会って…ううん、会えた時はもう一度、ちゃんと努力したい。
一生、あなたのそばにいるために。

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Novel Editor by BS CGI Rental
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