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夢紡ぎ詩 作者:秋桜

第11回   不安
どうしてなのかな…

一生懸命やってるのに、

どうしても実力が付いてこない、
普段から何もしないで馬鹿笑いしてるような人にも、
頑張らないで、どうにかなるでしょ
…なんていってる人にも、

叶わなくなってしまった

どうして実力は付くのに、

必死にやっている私が、思うようにならない?

いやだ、嫌だ!!!

結局得するのは要領のいい人達で…

私は埋もれて行くの?!

まだ出来る…

でも一番怖いのは、私の失敗を私自身が許してくれないこと、

誰かに影で笑われること。

誰か、頑張れって言って…
まだ出来るからって、側で励まして…

人間だもん、恐くなる時も、不安になることもある
だけど、私はそれを上手くごまかせてしまうから、誰にも気付かれないし
上手く話す相手が捜せずに、必死な思いだけが空振りしてしまう

そこまで分かっていながら私は、自分の篭った殻から出てこれないでいる

どうかカミサマ、
私がまた頑張れますように、
立ち上がれますように

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Novel Editor by BS CGI Rental
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