心に残ったあの言葉
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[2] 父の言葉  投稿者: 管理人 2005年10月20日(Thu) 09時47分27秒 返信
私の父は92歳で亡くなりました。
人生、世の中のため人のために生きた人でした。
そのため家族は相当な苦労をしました。

人のために連帯保証人で財産もかなり減らしました。
夜逃げする人のために見送りに行き、土産まで渡してあげた人です。私が子供の頃、母はよく話してました。
「自分にふりかかってくる借金を知りながら、あきれ果てた」と。
若い頃、職業軍人で終戦後、いくつかの事業も手がけたけど失敗して、その度に財産を失っていった人でした。
器用に世渡りができなかったのですね。
ですので、私が子供の頃はしっかりものの母とよく喧嘩をしてました。私が結婚したら別れてやる!と母の口癖のようでした。
父もそういう気丈な母とはあわないとよく言ってました。
その父が言った言葉です。
今、思い出しても涙が出るのです。
これは姉から聞きました。

母が亡くなった次の年、姉が実家に行き「おじいさん(父)は?」と聞いたら畑に行ってると聞き、畑に行ったそうです」
畑について見渡しても父は見当たらず「おじいさ〜ん!!」と
呼んだそうです。
そうしたら「おーい!」という声が返って来ました。
その声の方に行ったら父はうずくまりなにやらしてたのです。
姉は近くまで行き「おじいさん、なにしよるん?」って聞いたら
父は振り向きもせずに

「こんなが(母)が好きで世話してた花の周りの雑草をひいてるんよ」

と答えたそうです。

父はあんなにあわないといっていた母を本当に愛していたのですね。この話を聞き
「あぁ、私はこういう両親の子供でよかった」と思いました。
いつもこのことを思えば涙が出ます。

子供の頃、父に私は末っ子で可愛がってもらいましたが経済観念もなく母を困らせ父に対する反発を持ってました。
しかし、この言葉を聞いて父の生き方が好きになりました。
父はこれで人生全うしたのだと。。。

そうして父は母の亡くなった次の年に天国に行きました。
母はよく言ってました。
「おじいさん残して死んだら死んでも死にきれない」と。
今、父と母は天国で仲良くしてるのでしょうか。
いやあ、また、ののしりあって喧嘩してることと思います(苦笑)