睦月の寒さ 和らぎて溢れる陽ざし 青き空梅の便りに 誘われてああ うれしや 初春の二人で歩む 丘の道冬の嵐も 雪の日も今は遠くに 行き去りてホオジロも鳴く 木の梢光の春の 幕開けよつなぐ手とての 温かさ夕陽燃え行く 西の空北国めざす 渡り鳥片寄せあいて 眺むれば遥か彼方に 虹の雲梅の香薫る 丘の上