雪の金沢一目交わした その日から恋の虜に なりました雪はちらちら 染まりゆく街あなたを偲ぶ 金沢の宿橋のたもとで 待っているとうれしい便り 胸にして眠れぬ夜に 心は燃える雪の中に咲く さざんかの花加賀友禅を 身にまとい忍び歩きの 裏通りすべてあなたに 捧げたわたし抱いてください こわれるほどに1995年 11月 作