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goasan の 詩集
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[19] この歌をあなたに  投稿者: goasan 2006年06月06日(Tue) 17時12分00秒 返信 関連記事一覧
この歌をあなたに


この歌をあなたにあげたい
たとえ 遠く離れても 心はひとつ
爽やかな青空 小鳥の声
花咲く窓辺で ギターを弾いて
あふれる想いを 歌声にのせて

この歌をあなたにあげたい
たとえ 時が流れても 変わらない夢
帰り道眺めた 真赤な夕陽
肩をよせあって 口ずさんだね
あの頃にもどって 若い心で

この歌をあなたと歌いたい
たとえ くじけそうでも 勇気をだして
涙が止まらない そんな夜も
陽が昇った時から 歩き出そうよ
二人の素晴らしい ハーモニーとともに

2005年 9月 作

[18] 春の花  投稿者: goasan 2006年03月31日(Fri) 14時50分27秒 返信 関連記事一覧
   春の花


春めき来る 花園で
はじめて瞳 見交わした
ときめく心 夢のよう
やさしい君の ほほえみに
赤い蕾が ほころんで
そよ風のなか 蝶も舞う

薄紅色の イヤリング
軽く名を呼び 振り向けば
ほのかに薫る 花の香よ
はじめは少し すねてみて
こぼれる笑顔 愛おしい
腕くみ歩む 並木道

1987年 8月 作

[17] 春時雨  投稿者: goasan 2006年03月24日(Fri) 14時16分07秒 返信 関連記事一覧
    春時雨


桜の蕾が ふくらむ頃
別れの便りが 届きました
滲んだインク 見慣れた文字
甦るのは 楽しい日々
外はやさしい 春時雨

せめて一目と 願いながら
綴る便箋 手をとめて
はらはら流れる 涙の雫
縁の糸の 儚さよ
窓打つ雨音 夕間暮

互いの心は 変わらずと
刻んだ木に 寄り添って
俤いだいて 生きていく
あなたに会えた それだけで
幸せだった 春の夢


2006年 3月 作

[16] さざんかの花  (2006年 2月 作)  投稿者: goasan 2006年03月03日(Fri) 10時26分43秒 返信 関連記事一覧
     さざんかの花


さざんかの花が 咲きました
小さな庭の 片隅で
心に残る 愛しいひと
今でも変わらず いるだろうか

さざんかの花が 揺れている
外は北風 寒い朝
ほほえみながら 手をふって
また会うことを 誓ったね

さざんかの花が 散りました
春一番が 吹き荒れて
もはや届かぬ 恋しいひと
幸せ 祈る 遠い空

[14] 北陸本線   (1991年 12月 作)  投稿者: goasan 2006年02月09日(Thu) 11時39分57秒 返信 関連記事一覧
   北陸本線 


トンネル抜けて 雪野原
風吹く粉雪 いちめんに
汽笛響かせ 汽車は北へと
未練の糸を 断ち切れず
面影を追う 窓の外

胸に一輪 そっと抱く
薄紅(うすくれない)の 寒椿
ここは金沢 思い出の街
たった一夜の 腕枕
夢の睦言 過ぎし日よ

魚津、過ぎれば 親不知
鉛色した 日本海
風は北風 凍えるカモメ
あきらめきれぬ 恋ゆえに
想いは募る あの人へ

[13] 望郷  (1994年 1月 作)  投稿者: goasan 2006年02月07日(Tue) 16時30分20秒 返信 関連記事一覧
     望郷


今年の冬は 寒さ厳しく
雪に埋もれた ふるさと偲ぶ
想いをよせた あの娘は今も
嫁ぎもせずに いるだろか
できることなら お国訛りで
会って話を してみたい

都会暮らしも 慣れてはきたが
やはり恋しい 我がふるさとよ
辛夷の花の その向こうには
レンゲ畑が 広がって
春のキャンパス 描いてゆけば
遠く連なる 白い峰

泣きたいことも 数々あるが
元気でいると 便りを送る
届いた箱を この手であけて
リンゴの上の 一筆箋
最早 心は ふるさとに在る
帰っておいでの 母の文字

[12] 山すみれ    (1999年 8月 作)  投稿者: goasan 2006年02月07日(Tue) 13時45分24秒 返信 関連記事一覧
   山すみれ


山のふもとの 道の端
見つけし花よ 山すみれ
春まだ浅き 山里の
命の息吹 ひしひしと
心にしみる 立姿

ともに歩みし 山道の
一輪の花 山すみれ
可憐な君と 寄り添いて
語りし 楽し 思い出よ
胸に秘めつつ 行き去りぬ

雪崩の音を 遠く聞く
根雪も解ける 弥生月
旅立ちの朝 いざ、行かむ
君に捧げし 山すみれ
いついつまでも 咲き誇れ


[11] 晩冬    (1995年 2月 作)  投稿者: goasan 2006年02月07日(Tue) 13時34分52秒 返信 関連記事一覧
    晩冬


冬枯れの道 唯、一人
歩む彼方に 茜雲
別れし人は 今、何処(いずこ)
浮かぶ俤 微笑みよ

「今もあなたを 慕いつつ」
綴りし文字の この手紙
読み返す度 胸熱く
むせぶ涙に 夜は更ける

好きでも添えぬ 運命(さだめ)でも
いつしか二人 結ばれて
寄り添い暮らす 夢を見た
春まだ浅き 冬の朝



[10] 眠る子を見ながら    (1995年 3月 作)  投稿者: goasan 2006年02月06日(Mon) 13時31分17秒 返信 関連記事一覧
  眠る子を見ながら


あなたが大きくなったとき
話すことが あるかしら
小さな体で お腹にいたころ
母さんは とても 辛かったけれど
産院のモニターに 映る姿
それを見て 涙した 冬の朝

戌の日に おばあさんたちが
腹帯を 贈ってくれた
生まれる前から みんなに
可愛がられて 幸せね
日に日に 大きくなる おなか見て
無事に生まれてと 祈りました

あなたの 生まれた その日は
法師蝉鳴く 暑い夏
産声 聞いた時から
痛みさえ 忘れました
やわらかな頭 撫でながら
今 湧きあがる 母の幸せ

[9] バレタイン大作戦    (1995年 2月 作)  投稿者: goasan 2006年02月03日(Fri) 14時33分16秒 返信 関連記事一覧
 バレンタイン大作戦


慣れない手つきで 台所
今日は特別 張りきるの
エプロン姿で 本チョコを
一生懸命 作ります
去年は 苦い思い出 ビターチョコ
今年こそ 今年こそ
お砂糖 多めに 甘くして
彼のハートを 射止めるの

いよいよできたわ ラッピング
花も一輪 添えました
想いを込めた 本チョコに
手をあわせて 祈ります
ライバル多くて チョット不安だけど
負けないわ 負けないわ
手作りの味 最高よ
彼の笑顔が 待っている

とても早くに 目が覚めた
いよいよ 今日は バレンタイン
一番乗りで がんばるの
待ちぶせている 曲がり角
まだかな いつもの時間 過ぎたけど
あせらない あせらない
高鳴る胸に 手をあてて
神様 お願い 夢叶えて

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