投稿者
| エニー | [2] |
投稿日時
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2009年05月02日(Sat) 18時39分47秒
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で、ボリス・ヴィアン。彼は日本では有名なほうなのか。代表作は『日々の泡』(または『うたかたの日々』)。フランスの現代作家。wikiによると1920〜1959。若くして心臓発作で死んだ。作風はダーク・シュール・エロ。だけど根本はイノセントだと思う。子供心で書いていると。フランスの現代作家によくある(サルトルの『嘔吐』とか)こむずかしい理論の連打はヴィアンにはない。いや、あるにはあるけど、それは何かを証明しようとまくしたてる調のではなくて、ただの言葉遊び、小説のなかをより美しく飾りたてようとする念のいった小細工でしかない。おしゃれで、奇妙で、何かがすこし欠けている……あやしい魅力がいっぱいです『日々の泡』暇なときにぜひ読んでみましょう。と、SFもかいてます、彼は。アメリカが好きだった。ジャズも。自分で演奏した。絵もかいた。家も建てた(らしい)。すごい! |
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