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( ´・ω・`) 是非ご意見をいただきたい案件です
投稿者 樹神瑞樹[1]
投稿日時 2008年01月27日(Sun) 23時55分33秒
こんにちは、樹神瑞樹と申します。
現在、こちらのサイトで「Last Resort」というタイトルの小説を投稿させていただいています。

皆さんにご意見を賜りたいのはこの作品についての事です。
先日読者の方に「参考資料」として、ある2作品を紹介していただきました。「鋼の錬金術師」と「黒執事」です。小説ではなくマンガなのですが、世界観が似ている、との事で読んでみました。

こともあろうか、私の連載中の物と内容が大きく被っていました(足して2で割るといったくらい)。真似たと言われても仕方ないくらいでした。

皆さんにお聞きしたいのは、私が今後どうすべきかについてです。
私の中では、
・内容・路線を変更して連載を続ける
・もう打ち切って新作を手がける
の選択肢を考えております。

決定の前に広く意見をいただきたい所存です。優柔不断と言われても反論できませんが、ご意見の程お願いできないものでしょうか。

あと、言葉が多少固いのは真剣さ故ですので、ご了承を。乱文失礼しました。




投稿者 れいちぇる[2]
投稿日時 2008年01月28日(Mon) 03時16分04秒
こんばんは、れいちぇると申します。
 確かクラッシュ前のサイトで「ノアールマンション」というタイトルで投稿されていたのではないかと記憶してます。
 二回目くらい読んでたあたりで事件が起こったんで、記憶違いでしたらすんません。

さて、今回の議題を受けて第5回まで読ませてもらったんですが…

「黒執事」と被る面は多々あるなぁ。貴族とか、少年当主とか、裏社会での役割とか。第5回まででしたら「鋼〜」の要素は皆無。ここから先に入ってくるのか? まあそれは読めば分かること。

で、本題なのですが。
 確かに迷うと思います。自分が手がけていたものが意図せず他の作品とかなり類似していたなんて。人物像が似てくるのはよくある話かもしれないですが、舞台や設定もよーく似てくるとなると… がくっ
どっちが先だとか論ずること事態が不毛なわけですし。

しかし一つだけ確実に言える事があります。

盗作でないのであれば、自分が書きたいと思うように書き進めなくてはいけない。

>・もう打ち切って新作を手がける

論外です。

>・内容・路線を変更して連載を続ける

それは貴方が今まで心を尽くしてきた子に対する侮辱ではありませんか?
もしそれを行ったら、もうそれは貴方が今日まで育ててきた子とは違う別の子です。

 貴方が「こういう物語にしたい」という思いで育て始めたと言うのなら、例え設定や世界観が似ている作品がすでに世に出ているとしても、やり通さなくてはいけないと思います。

 本当にオリジナル、完全に似た作品がこの世に存在しない、というものを目指すと言うのであれば、小説、マンガに限らない尋常ではない読書量が必要。それはまず不可能でしょう。
既存のものとある程度似てきてしまうというのは、読者側も仕方の無いこと、と割り切っている部分が多いと思います。

 もし「似ている」=「盗作」という批判を受けるのがイヤだ、と言われるのであれば、極力キリのよいところを見計らって終了する方が精神面での健康は保たれるかもしれません。

でもそれは逃げでしかないでしょう。

大事なのは、始めたときの気持ちではないですか?
どう言う思いで始めたのか、もう一度振り返ってみてください。

「こんな物語にしたい」という思いがあって始められたのなら、例えどんなに「○○に似てない?」「ぱくり?」という批判がきたとしても

「私はこういう思いで育てている。舞台が似ていたとしても、この子は全くの別物だ!」

と胸を張っていられるはずです。その気概が今必要ではないでしょうか。
アンチは何を言っても聞く耳を持たないでしょうけど(笑)
胸に一本スジを通して、貴方の子を育てていれば、何ら恥じることはないんじゃないかな。


以上、れいちぇるの自己主張でした。
少なくともわたしは、なかなかのモノを育ててきているなぁ、と感心してます。

ここで摘むか、手入れを怠らないか。

もちろんわたしは、大輪の花を咲かせていただくのをお待ちしています。



投稿者 リラクマクリスティ[3]
投稿日時 2008年01月28日(Mon) 11時42分50秒
要するに、被っているということがイヤなんですね? 盗作だとか言われるのが。
でもある程度はそれは仕方が無いことだと思います。

人間というものは摸倣で成長するものですから、どこかに心の原作というものがあるものなのです。
オリジナリティを出すには、その心の原作を壊して崩してばらばらにしていく必要があるわけですが、最初からそれを求めても筆が進まなくなるのが普通です。

想像力が足りないんじゃないんです、携帯電話で電報は打てないのと同じように、アンテナがそもそも人間には無いんですよ。

天才といわれたアインシュタインですら、その原点は幾何学です。
エジソンの電球の開発の話も本当は最初ではなく、6番目です。
世界に名だたる名作を生み出している人物ですら、そのジャンルはある程度固定されています。
近未来、恋愛、SF、ミステリー、ショートショート、アクション、時代物、ホラー、ハードボイルド、ファンタジー。
どれにだって原作はあります。
恋愛なら竹取物語、アクション、時代劇は三国志、ファンタジーは指輪物語、等々。
これらが明確に最初の作品といえるのかは判りませんが、分析して見ればわかります。
現在流通している作品には全て最初に書かれたものの亜種です。

結論を申し上げてしまうと、ジャンルを立ち上げた人間には絶対に勝てません。ジャンルを立ち上げた人こそ勝者です。

でも逆に考えてください。
ジャンルを立ち上げた人間の作品より、現実の世の中は亜種のほうが流通量が多いのです。
これは音楽ですが、オレンジレンジなどはその最たるもので、「まずコピー」と胸を張っています。しかもアルバムにはコピーした曲が堂々と自分名義で入っています。
けれども彼らの曲を知らない人はそんなにいないと思います。

これまた武道の話なんですが
「正道を行きて王道に至り、外道にそれて邪道と成す。四道極めし者、すなわちこれぞ覇道なり」
という言葉があります。五倫の書です。武蔵です。
正道を進んでコツコツと積み重ねればそれはセオリーである王道になり、その王道を外していくと、予測も付かない邪道になります。
外道、邪道は一般的に嫌われますが、その先にしか最強といわれる覇道はありません。
今、タブンあなたは正道をコツコツといっているのでしょう。それは続けなければ力になりません。

つまり、被っていても胸を張ること。
失敗、批判は恐れないこと、じゃないでしょうか?
こう書いてしまうとファンの人にはアレですが、自分は黒執事がそこまで面白い作品には思えなかったりします。ビジュアルは受けそうだとは思いますが……。
長く書いてしまいましたが、自分の作品を恥じる前に、どうすれば心の原作より面白くなるか、パクリ元といわれる作品を超えられるか、を考えたほうがいいと思います。
だって結局、面白いほうが勝ちなんですから。

投稿者 リラクマクリスティ[4]
投稿日時 2008年01月28日(Mon) 12時17分19秒
二連続での投稿を許してください。

オリジナリティを出したいのであれば、うってつけの手法があるので書いておこうと思ったのです。

それは、「愛する作家の作品を読まないこと」「全ての作品から身を置くこと」の二つです。

結局ストーリーは全て嘘です。どれだけ面白くても、それは嘘です。ノンフィクションといわれるものがありますが、それを実体験として受け取れないのであれば、それはやはり嘘なのです。

なぜこんなことをするのか、それはゼロにするためです。
感性が古くなる危険性はあります。が、確かにオリジナリティを構成する頭脳は構築されるとおもいます。
ストーリー、設定、何もかも忘れていけば、最後に残るのは第一印象だけ。
その第一印象にいろいろなものを付け足していく。

事実、自分はこの方法を試したのですが、確かにオリジナリティは出せるようになってきたような気がします。頭の中が整理された気がします。
ただし、面白いかどうかはセンスの問題なのでオリジナル=面白さにはつながりませんが。

オリジナルとはとにかく理解されがたいものでもあるということが、言いたいのです。それが面白ければ、それは本物でしょう。すぐに出版社に駆け込んでもいいと自分は思います。

だけれど、コピーでもいいじゃないですか。流通している内容に世界観や登場人物が近かったということは、悔いることじゃないんです。
センスが近いんです。感性が新しいんです。
それをつぶすのはもったいないと思います、自分は。

投稿者 樹神瑞樹[5]
投稿日時 2008年01月28日(Mon) 22時03分25秒
れいちぇるさん、リラクマクリスティさん、ご意見ありがとうございます。

お二方の言う通り、盗作やコピー品と思われるのが怖くて今回書き込ませていただいた次第でした。ですが、明快ではっきりした見解をいただくことができ、思考方向が急転しました。

私は小説の他に絵画や音楽の趣向もあり、どうしても著作権云々に敏感になっていました。ですが、確かに100%オリジナルは土台無理な話であり、また、模範から多くを学ぶということも真実です。私が用意していた選択肢は、本当の意味で「逃げ」であったとも痛感しています。何がどうであれ、手掛けた物を投げ出すのはいけないこと、今一度思い起こすことができました。

本当に大切なのは、独自性どうこうではなく、自分の持つ世界をしっかりと表現できるか、それを最後までやり通せるかにあると気づきました。

( `・ω・´)ノ やる気がでてまいりました。
貴重なお時間を割いていただき、感謝の限りです。ありがとうございました。これからも精進します!