投稿者
| 高千穂ゆずる | [2] |
投稿日時
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2007年03月11日(Sun) 23時48分00秒
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カロカロさま、はじめまして。 高千穂ゆずるといいます。 こちらの掲示板ではよくお名前を拝見させております。 なんだか行き詰っていらっしゃったようなので、さきほどちらりと覗きに行って参りました。 辛口でも構わない……ということでしたので。
まず小説を書く上での作法は最低でも守って欲しいかなと思います。 1マス空けとか、「…」はひとつではなく「……」使用するとか。 あと気になったのが「、」の多用です。 カロカロさんの文章自体はけして悪いものではないと思いますよ。私は文体にかなりの好き嫌いが入りますが、文章そのものを敬遠するような感覚は働きませんでしたから。 だからこそよけい気になったのがこの「、」の多用です。 これを多く使うと、せっかくノリのいい場面(たとえば戦闘シーン)なのに細切れのようにされてリズムが悪くなる。 リズムは大事だと思います。 これがないと読者をその世界(作者が見せたいと思っているシーン)に引き込むことはできないでしょう。 それから会話文。 ここでは無くてもいいのでは? という箇所がいくつかありました。 とくに1話目。 地の文がかなり上手く書かれているのに、余計な(ごめんなさい)会話文が入るせいで魅力が半減されている気がするんです。 もったいないなあって。
小説って、頭に描いたもの・書きたいと思っているものをすべて詰め込みたいけど、それははっきりいってムリです。 そこから余計な部分をそぎ落としていく作業も必要なんですよ。 一度書いたものをいきなりUPせずに、推敲作業してみてはどうでしょう? 削る作業は骨が折れますが、必要な作業ですから。 それも書いてすぐではなくて、しばらく時間を置いてからでないといけませんね。心が興奮しているときではすべてが素晴らしく思えていて、削る箇所なんて見当たりませんから。 第三者のつもりになって読み直す。 これが読者の目を意識して書くことへの第一歩だと思います。
長々ときついことを言いましたが、先にも書きましたようにカロカロさんは充分な表現能力をお持ちです。スキルはいきなりアップするものではありませんから、一歩ずつ前へ進んでいってくださいね。
老婆心ながら書かせていただきました。
高千穂ゆずる
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