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ゲド戦記は面白いか?
投稿者 城戸[1]
投稿日時 2006年07月20日(Thu) 22時19分03秒
行きつけの弁当屋の女子高生に聞いたら、ゲド戦記は学校では評判になっているそうです。
電車の中でも女子大生がゲド戦記の話しをしていました。
どうやらヒットはするようです。残念です。コケれば鈴木プロデューサーも、良い脚本家を探す気になってくれるかも知らないから(笑)。
さて、アニメージュを見たら映画のカットがいくつか載っていました。絵はすこぶる良いです。とくに構図とか色バランスが。でも、問題はストーリー。はたして宮崎駿は本当に脚本に参加していないのでしょうか?
ゲド戦記3の原作は全くつまらないです。原案のシュナの旅は傑作ですが、イメージのみの原作らしい・・というか客引きパンダ的部分でしょう・・・ううむ・・・やっぱりつまらなそうな気が・・・・
でも、せっかく盛り上がっているようだし、張り切って初日に観にいってくることにします。
http://www.geocities.jp/fxrxq965/index.html




投稿者 アース[2]
投稿日時 2006年07月21日(Fri) 17時08分55秒
城戸さん、はじめまして。
ジブリシリーズが大好きな高校生です。
ゲド戦記・・・・・・原作は読んだことがありません。
その内容はいったいどんなものになるのでしょうか。
今までのジブリの作品には作品ごとにテーマというのでしょうか、一貫した信念のようなものが貫かれていたと思います。
風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、もののけ姫などなど。
作品一つ一つに何か訴えるものがありましたね。
ゲド戦記のテーマは何でしょうか。
広告や挿入歌の『テルーの唄』を聞く限り、物語は寂しい感じになるのでしょうが、城戸さんはどうお思いでしょうか。
僕は宮崎駿監督の映画の大ファンです。
小さな、本編には影響しないようなサインが随所に散りばめられていて、見所が満載ですしね。


小さい頃はとなりのトトロ、風の谷のナウシカ。
中学から現在に至るまでは耳をすませばが好きな作品です。
映画を見る自分が変わるので、それも自然なことでしょうか。
共感できる部分が変わっていくのですから。
進路に悩みつつ、学校の勉強もおろそかに出来ない。
ただいま経験中ですからね。


少し話がそれましたが、要はそういった、共感できる部分、または物語の端々に散りばめられた何かを、今作でも感じられたらなと思います。
今までのスタジオジブリの作品、そして宮崎駿監督の名を傷つけることの無いような作品であることを願いつつ、今年の夏休みは映画館に足を運びます。
さて、余計なことを色々と書いてしまいましたが、そろそろ失礼致します。

投稿者 城戸[3]
投稿日時 2006年07月21日(Fri) 20時28分57秒
こんにちは、アースさん。
ゲド戦記シリーズに共通するテーマはズバリ

ですね。
ただ、シリーズ2作目の 壊れた腕輪 では 生 がテーマになっています。
3では、また死がテーマになります。1と2は違った角度から死をとらえていますが3は1と全く同じで、それに2を加えたような内容になってしまっています。

ゲド戦記1と2は娯楽小説史上まれに見る傑作で私は巷で何度この小説を人にすすめたかしれません。
とくに2が素晴らしいと思います。
チョットだけ、ネタバレしちゃっていいですか?

2は女の子が主人公です。作者も女性です。ゲドは若い男です。作者が本当に主人公の気持ちになって描いている作品です。
もし、この話を脚色してくれと言われたら、私は前半(70パーセントくらいだったかも)しか書きません。
前半だけで、映画にするには十分なのです。て、いうか、終わっちゃいます。
読んでいて、「はて・・おわちゃったようだが・・・」って思いました。
でも、このストーリーは後半が素晴らしいのです。
この素晴らしいストーリーを、自分ごときが脚本化して汚してしてよいとは思わないです。

ということで、忙しいでしょうが
映画が公開されるまでに是非、お読みください(笑)。


投稿者 アース[4]
投稿日時 2006年07月22日(Sat) 08時57分32秒
城戸さん、おはようございます。
2が一番のお勧めなんですね?
では、そのうち古本屋に駆け込んで(笑)読んでみたいと思います。

途中で完結しているのに話が続いている………。
これは終わるべきところで終わらなかった、といことでしょうか。
小説というものは書きすぎると余韻が残らなくなってしまうのですね。

テーマは 死 だそうですが、どうのように描かれるのでしょう?
儚いのか、苦しいのか、はたまた光り輝くようなものなのか。
そこの部分は楽しみにしていたいですね。

名作を原作とした映画というのは世に多く公開されていますよね。
でも、映画よりも本が好きな僕は、原作を読んでから映画を見ると、物足りなさを感じてしまうんです。
映画は上映時間の制限がある関係上、仕方の無いことかもしれませんが、本でしか出せない、味、といいますか、細かい描写、人物の心の変化などがかなり減ってしまうようですね。
なので、名作と呼ばれた本を脚本として製作された映画は話題性だけで売れてるようで、あまり関心できませんね。
逆に、大ヒット映画を小説化したものもあまり好きにはなれませんね。
もちろん、映画化されても面白いものはありますが。

ゲド戦記は、世に名作と呼ばれるに値する作品らしいのですが、その映画を作るにあたって、それなりの覚悟を伴った映画になっていれば、と思います。
スタジオジブリの底力を期待しています。