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ツボ
投稿者 猫の盛り[1]
投稿日時 2006年02月09日(Thu) 23時57分37秒
はじめまして、面白かろうと着けてから、他に正しい意味と読み方があった事を思い出して後悔している、猫の盛り(ねこのもり)です。

皆様、文章を書く上で、読み手へのアピールと言いますか、書き方と言いますか、文章を作る上でのツボと言う物があるかと思います。

人物を如何に際だたせるかに重きを置いておられる方もいるでしょうし、ストーリーとしての流れを重視される方、錯誤やトリックを如何に読み手の悟られぬように仕掛け場を一気にひっくり返すかに注力される方、様々と思います。

それぞれにお話を構築される中に書き手の特徴ともなりえるそうした部分があるのではと思います(無論、書くテーマごとにがらっと書き方変えてしまうプロの作家もいるくらいなので、これも一要素なのだろうとは思います)。

ちなみにオイラは、ヘタれながらもSF書きでして、出来るだけ描写に注力するよう心がけています。
オイラは人間以上の知能を発揮する機械知性と話した事はないですし、亜軌道をスクラムジェットでぶっ飛びながら高速戦闘も体験した事がありません。
しかし、そうした場面がお話に出てきた時に、話をより深く掘り下げる為にもオイラの頭の中のイメージや調べた情報を如何に難しい用語を省いて簡潔に、かつ、十分に伝わるように書けないものかと日々悩んでおります。

皆様にも、ジャンルに拘らず、そうしたお話を書く上でのそうしたツボのようなものがおありでしたら、この場に書き込んでくだされば幸いです。




投稿者 よしなが[2]
投稿日時 2006年02月23日(Thu) 13時27分21秒
初めまして。新規登録させていただきました、ファンタジー&SF系モノ書きのよしながと申します。文章を書く上での「ツボ」、興味をそそる題名でしたので参加させて下さい。

私は物語を書くとき、あらすじよりも先に幾つかの「見せ場」を考えてしまうので、そこに向けて無理なくストーリーが繋がるように、後から全体の構成を考えるタイプです。その「見せ場」に持っていくまでの間、どれだけストーリーを盛り上げられるかが、私にとってのツボ・・・というところでしょうか。
・・・なかなか上手くいかないですけどね。とほほ。

人物描写は長編でもない限りそれほど力を入れないのですが、情景描写や心理描写はしっかりしないと、と考えています。特に戦いの描写では、剣を打ち合い拳を繰り出す様子が、漫画を見るように頭に浮かぶくらい緻密に表現できるようになるのが理想です。
はい、日々精進させていただきます。失礼しました。

投稿者 猫の盛り[3]
投稿日時 2006年02月24日(Fri) 00時22分49秒
>初めまして。

はじめまして、猫の盛り です。よろしくです。

>私は物語を書くとき、あらすじよりも先に幾つかの「見せ場」を考えてしまうので、そこに向けて無理なくストーリーが繋がるように、後から全体の構成を考えるタイプです。その「見せ場」に持っていくまでの間、どれだけストーリーを盛り上げられるかが、私にとってのツボ・・・というところでしょうか。
>・・・なかなか上手くいかないですけどね。とほほ。

おおお!実はオイラもハイライト型です。
「このシーンをやれたら格好良かろう!」とか妄想し、後から、それに必要な登場人物やら、状況を考え、舞台を整えます。
ただ、オイラの話しに出てくる奴等はたいてい変なこだわりがあって、オイラの思うとおりになかなか動いてくれません。無理矢理動かすと嘘くさくなるし、野放しだと話が違う方向に飛んでゆく。
いつも、そんな事に泣かされております。


>人物描写は長編でもない限りそれほど力を入れないのですが、情景描写や心理描写はしっかりしないと、と考えています。

情景描写は大事ですよね。主人公達が両手両足を伸ばしどこを歩き、どう駆けてゆくのか土台がしっかりしてないと読み手も位置関係とか把握できなくて困るし、読み手も空間として主人公達のいる場所に一緒に入り込めたら最高の文でしょうから。

>特に戦いの描写では、剣を打ち合い拳を繰り出す様子が、漫画を見るように頭に浮かぶくらい緻密に表現できるようになるのが理想です。

その昔、漫画は紙媒体では最強の表現であると聞いた事があります。
1コマの画の圧倒的な説得力は、文字を連ねてくどくど表現しても追いつかないでしょう。しかも、映画やTVはシーンという限られた視点をスクリーンに映すしかないわけですが、漫画は1シーンに相当するコマを3段抜きだの5段抜きだとのとぶち抜いたり、しかもぶち抜かれたコマ内でもシーンは進行し、欄外やコマの外にもストーリーや情報を置き、ページ全体で複合的な1つのシーンを完成させたり。直後の見開きとかに驚かされたり。しかも、プロの作家は自然に視点がコマを順に追ってゆく工夫とかしているし。動画でない故の書き込みと、台詞文字の絶妙な配置……。

まあ、言っていけばキリはないのですが、文字のみの創作では、逆に読み手に何を想像させるのか。どのペースで文字を追わせるか。息継ぎも含めて書き手が支配しうるのが小説という奴の実力。

まあ、当然この域に達している人はプロになってるでしょうが……。

戦闘や速い展開の状況では、文もどんどん短く、単語を連ねるように高速で行を進み、一瞬の刹那にあえて長文で一気に密度を戻した交差のシーンに思わず読んでて息継ぎ忘れたり(別に音読してないのに)、急に陳腐な都合の良い展開がやってきて、そんな訳ないじゃん、とか思わず呟いてしまった直後の行に主人公が「そんな訳ないじゃん」とか言ってたりすると、”しまった!すでに作家の術中なのか?!”と狼狽したりします。
剣と1文字書かれれば、読み手にとって色々な剣が思い浮かび、”細く鋭い”と先に着いてるとレイピアやフェンシングソードかしらんとか思い、”柄頭が豪奢に装飾された”とか着くと更に想像が絞られる。
どの程度まで、表現するかで読み手の想像の範囲を制限するのは、推理物やスリラーではおなじみで、そして小説という奴の最大の恐ろしさは、息を呑むほど分厚い文庫だったのに気が着くとそうつに他の全ての時間を食われてしまっていたりする事。

まあ、漫画でもつい読み始めた長期連載物を気が着くと半日かけて全巻読破なんてありますよね?
オイラも、そんな凄い表現を描けるようになってみたい物です。

>はい、日々精進させていただきます。失礼しました。

お互い頑張りましょう!

長々、駄文失礼しました。

                         ではでは