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あらすじについて
投稿者 雪斑[1]
投稿日時 2005年07月30日(Sat) 20時27分11秒
 はじめまして。スレッドをたてるのが生まれて初めてで、ものすごくドキドキしている雪斑(ゆきむら)と申します。以後、よろしくお願いします。

 今回、書き手・読み手のどちら側からもご意見をいただきたいので、雑談カテゴリに書かせていただきました。(もしかして創作技術?)


 さっそく表題についてですが。

 現在『小説&まんが投稿屋』さんにて、2つ以上の意味で長い小説を連載しています。読んでくださっている方がいらっしゃったら、ピンとくるかもしれません。

 『あらすじが書けない』んです、私…。

 しかも連載開始から1年以上(…)経って、1度たりとも。70話を超えて、1度たりとも。この調子でいくと100話超えそうなのに、1度たりとも。『ネタバレ』『細かい設定語り』なあらすじなんて誰が見たいんだ…というのが原因です。

 苦し紛れに、前作(これもあらすじがなかった…)から統一して、最新話に沿った独白を登場人物視点で書いています。相応しいのが思いつかなければ、エンディングに絡むようなものを。

 でも、これじゃダメなんじゃないのかなー、と更新するたびに思っております。70話も超えれば、読みはじめるのに躊躇します。救いようがないことに、こんな私は40話すぎるとそれです。
 そこで必要なのが『あらすじ』のはず! でも書けない! しょうがないから最新話(独白)書いとけ! でもやっぱ『あらすじ』…! ――ループしています。

 前作も今の作品もこの状態なので、自分があらすじを書くのはもう諦め気味です。でも、皆さんにお聞きしたい。小心者のくせにどうしてもお聞きしたいのです…!


 皆さんは、あらすじをどのように扱っていますか?
 書き手の方はご自分のあらすじをどうしているか、読み手の方はどんなあらすじに惹かれるか(反対に『退く』か)など、あらすじ音痴な私に教えていただけないでしょうか。




投稿者 殻鎖希[2]
投稿日時 2005年07月31日(Sun) 13時50分37秒
初めまして♪殻鎖希(こくさのぞみ)です。
以後宜しくお願いします。
今回の話題ですが、私は書き手として意見を述べさせていただきますね♪
ちなみに…私も小説まんが投稿屋で小説を書かせてもらっています。
あらすじの書き方などで何かお役に立てるかも知れませんので、また宜しければ読んでみて下さい。

あらすじの書き方ですか…確かに難しいですよね。
正直、私もしばしば悩むことがあります。
やはりあらすじなのですから、面白みを持たせる必要もありますね。
かと言って、あまりにも長すぎるものを書くのも考えものだと思います。
明瞭簡潔に物語の面白みを書き表す。その為にはどうすれば良いのか…

私の場合ですと、あらすじには「起承転結」の中の「起」の部分を中心として書きます。
時に「承」が混じることもありますが、「転」や「結」まで書くことはまずありません。
何故「起」の部分を書くのか?理由は三つあります。
一つ目の理由は、物語において、「起」の部分というのが一つの大きな見せ場であるから。
二つ目は、あらすじを書く上で「起」の部分を提示することが非常に明瞭であるから(物語の内容をほんの少し紹介する…という意味では、「起」を説明するのが適しているでしょう)。
そして三つ目は、必要以上にネタをバラすことなく、読者に物語を紹介することができるから。
この三点が大きな理由ですね。

とは言っても…上に書いたのはあくまでも私のやり方です(必ずしもこれが正しいとは断言できません)。
また、私は常に「起」の部分を中心としたあらすじを書いているのかと言えば、決してそうとも言えません。
主人公のプロフィールなどを中心に書いたこともありますね(まぁこれは、読者の方に主人公のことを覚えてもらいたいという狙いがあったんですが…うまく働いているかどうかは微妙です・笑)。
あらすじの書き方にも色々なパターンがありますし、正解は必ずしも一つではないでしょう。
雪斑さんご自身が模索しながら、色々なパターンのあらすじについて考え、文章化してみると…いつかきっと良いものが書けるようになると思いますよ♪
私の意見が少しでもお役に立てれば、非常に嬉しく思います。

投稿者 HANA(花檻)[3]
投稿日時 2005年07月31日(Sun) 14時15分43秒
初めまして。HANAといいます。

私自身も気になっている「あらすじ」のスレッドなので、立ち寄らせていただきました。
読んでみてちょっと勇気を頂きましたわ(笑)
雪斑さんの作品は確か04年に完結されているのを読んだことがあります。あれだけの作品書いてるのにあらすじが書けないなんて、私が書けないのは当たり前かしらとか(笑)

さて、本題。
私もすでに削除してしまったのですが、40回を超える作品を書いていました。確かに更新を重ねるごとに困りますよね。
私は悶々と悩んだ結果、1話(1回〜3回)のあらすじをず〜っとそのまま載せていました。
結局は初めて読んでくれる人に向けたものがあらすじかな?と思うのです。(言い訳?)
長い話だとあらすじも一つの作品化してしまいますよねぇ。

あぅ。私も書けない一人なのであまり参考にはなりませんね。

読み手として…そうですねぇ、心惹かれる一言があれば読んでしまいます。とりあえず3回くらいまでは読みますが、読み続けるかはまた別の話。
逆に無駄なあらすじがないほうが面白かったりもします。「一言あるあの台詞はこういうことか」とか、読んでからわかるというのがいいですね。

無駄にだらだらと書いてしまいました。ではこの辺で失礼します。

投稿者 御月 幸[5]
投稿日時 2005年08月01日(Mon) 12時15分16秒
初めまして。「みづき こう」と申します。よろしくです。

あらすじ…悩みますよね、私も書けないんですが(苦笑)。投稿屋さんに登録させてもらってから三ヶ月ほど、という新参者の私…先日まで自分のHPで公開していたのですが「あらすじ」はほとんど書かず載せていました。(現在は多忙のため閉鎖しました。タグ打ちして作っていたので)なので、ここであらすじの文字を見て「えっ!?何書いたらいいの??」と少しうろたえてしまいました。

で、私の結論。「どういった傾向の話なのか」を書こう、と。
カテゴリーで別れていますが、例えばファンタジーと一言で言っても、歴史ものや近未来や異世界とたくさんありますよね。読む側から言えばそういうものも選択材料のひとつだと思いますし。あとは、話の触りを書きます(殻鎖さまも仰ってましたね)。
一度書いたら、ほとんど変えないですね。というか、できれば読んでいただきたいと思うので変えたくないのです。あらすじで理解して、途中から読んでもらうより、ざっとでもいいから自分の文章に目を通してほしい、という我儘極まりない発想からなんですが…;

雪斑さまの作品も実は読んだことがあります。
あのあらすじ…あれはあれでいいと思うんですが…。私は、あの印象的な一文に惹かれてカウンター回したわけですし。そういうのも素敵だと思いますよ。雪斑さまらしさが出ていて。

というか、このレス全然参考にならないですね…すみません。
こんな中途半端な意見ですが、このへんで。

投稿者 雪斑[6]
投稿日時 2005年08月03日(Wed) 18時42分04秒
 皆さま、わかりやすく丁寧なレスをありがとうございます。どうやら書き手の方というのはひとりひとり、独自のあらすじ作成方法というものを持っていらっしゃるようで、非常にためになりました。
 これらのご意見を参考に、連載中のあらすじを改良・次回作以降でのよりよいあらすじ、などを目指して精進したいと思っております。

 もちろん、まだまだご意見はお待ちしております。「私はこんな書き方よ」や「俺のあらすじはすげえぜ!」、「こんなあらすじだと迷わず見に行きます」や「私はこのあらすじに惚れた!」など、あらすじ初心者である私に教えていただければ、黒帯か免許皆伝に一歩近づけるような気がします。

 では、おひとりさまずつに返信を。

>殻鎖希さん

 はじめまして、レスありがとうございます。お名前の方は以前から、あちらとこちらの両方でお見受けしております。こちらこそよろしくお願いいたします。

 殻鎖さんの書き方は、商業誌に載っているあらすじの書き方に似ているのでしょうか? 本屋さんで私が購入の参考にしているあらすじも、「起」の部分の要約であるような気がします。
 確かに、「転」やら「結」まで書いてしまっては、話の内容がそこでわかってしまいますもんね。
 「起」が見せ場であるのは、たしかにそうだと私も思います。「起」の展開次第で物語は印象付けられます。読み手の方たちは、そこを今後も読むかどうかの判断基準にされるはずですし。

 ですが、非常にためになるご助言であるにも関わらず、私の作品はどこまでが「起」でどこからが「承」なのか判りにくく、なおかつまた「起」が来ちゃったり…という、流れ具合がバラバラなものでして。ためしに書いてみたところ、自分で首を傾げるようなあらすじができてしまいました…。

 主人公のプロフィールも、連載初期あたりに試したことがあります。ただ、それをやってしまうと、私の文章ではスマートじゃないというかテンポが良くないというか…読みづらいものになってしまうんです。しかもネタバレの可能性が非常に高いという諸刃の剣でありました(汗)。 

 このような失敗状況では暗中模索でしかないような気もしますが、殻鎖さんの仰るとおりに、自分の書き方を見つけるべく色々と書いていきたいと思います(その前にわかりやすくてスマートな文章力を身につけるのが優先な気もしますが・笑)。

 初心者のような質問に丁寧なご意見、ありがとうございました。


>HANAさん

 はじめまして、よろしくお願いします。

 ぜ、前作読まれていたんですか…(赤面)。しかも褒めてくださりありがとうございます。そしてどうやらお悩みもご一緒のようで(笑)。

 なるほど、1話のあらすじを書くんですか…。たしかに、あらすじは初めて読む人のためのものだと思います。私が「書けない!」と思うのも、まさしくそこでして…。序章あたりのあらすじをつけると、読みやすくなるかもしれませんね。
 ただし、序章だけだとメインメンバー全員が出てこないという私は、そんな素晴らしい案を前にひとり涙するわけですが…。

 読み手としては、長々しいあらすじは不要、ということでしょうか? 今の書き方はまだOKのようで安心です…それが「名台詞」になるかどうかは別として、読み手の方になるほど! と思っていただけるような一文を書くよう精進します。

 両方の立場からのご意見、ありがとうございました。お互い悩みが解決できればいいものです。

投稿者 雪斑[7]
投稿日時 2005年08月03日(Wed) 18時42分36秒
 引き続き、返信です。

>こういちさん

 はじめまして。Novel Collectionで連載されているんですか…あちらは自サイトを持ってらっしゃる方の場所だったような。サイト持ちさんは尊敬します、自分がサッパリわからないものですから(笑)。

 カテゴリ+世界観…これもあらすじとしては読み手の方にわかりやすいように思います。少なくとも、現代か古代か異世界か、西洋か東洋か…、などといった情報は必要なのかもしれませんね。読み手の中にも、特定カテゴリを苦手とされている方がいらっしゃいますし。もちろんその反対も。

 どんな中身か、ではなく、こんな外身だ、というあらすじも、シンプルながらとてもわかりやすいですし、とっつきやすい気がします(さて、そこをうまく書けるのか私の文章力よ…)。

 貴重なご意見、ありがとうございました。


>御月 幸さん

 はじめまして。よろしくお願いいたします。お悩み共有者さんのようで勝手に親しみを感じてしまいました。
 タグ打ちなんて驚きです。私が使えるのはワード・エクセル・パワーポイントくらい…htmlは4度ほど挑戦してすべて挫折しました。(HP)ビルダーと聞いて、(筋肉)ビルダーと思い込むほどに疎いです。

 御月さんも、カテゴリでどのようなお話を書かれているのかを表しているのですね。それにプラス「起」の部分だと、読み手の方にとって最も明瞭なあらすじかもしれません。やはり序盤の設定だけをあらすじに載せるのが、一番良い方法なのでしょうか…。

 み、御月さんも読まれていたんですか。ありがとうございます。なんだか照れくさいです…しかも「さま」付けだなんて、恐れ多いです。
 私のあらすじの書き方は、あれはあれでいいのかもしれませんが…やはり、どんな内容か? と問われたときにはまったく情報が書かれていないものなんですよね。しかしそれに惹かれてくださり、本当にありがとうございます。

 大変参考になるご意見です。ちょっと自分に自信がついたり(笑)。
 ためになるレス、ありがとうございました。

投稿者 ちゃいむ[8]
投稿日時 2005年08月10日(Wed) 18時47分33秒
初めまして ちゃいむ と言います。

気になるスレだったので読ませて頂きました。
「あらすじ」は確かに考えると悩みますよね。

自分は「あらすじ」を考えるより先に大まかなストーリー(1話分)を考えて頭の中でビジョン化し登場人物を動かしながら細かいシチュエーションを加えて3話分位まで作り、その中から要所をピックアップして「あらすじ」としてパズルの様に組み立ててます。

ちょっと分かり辛いですね、駄分済みません。
ま〜これが自分のやり方なんで(^^ゞ)

投稿者 雪斑[9]
投稿日時 2005年08月11日(Thu) 22時36分47秒
>ちゃいむさん

 はじめまして。少ない行数で、なんだかものすごく密度の高い文章が…理論的な説明が上手な方なのでしょうか。よろしくお願いします。

 ちゃいむさんのあらすじは、連載回数1〜3話分のもの、ということになるようですね。
 パズルのように組み立てる、というのは、なんだか理数っぽくてカッコいいです。具体的にわかりますよ! と言い切れない自分の読解力が情けないですが、ちゃいむさんのあらすじは、1章分のキーポイント(見せ場?)を簡潔に書く、ということだと理解させていただきました。違っていたら申し訳ないです。

 それにしても頭の中でビジョン化とは、なんて想像力豊かな方なんでしょう…私はどうしても文章で考えてしまうため、文字数が多くなる傾向にあります(あらすじ以外の悩みを吐露してどうするのか…)。

 皆さん悩みつつも冒頭部分のあらすじを書かれる方が多いようで、それが『基本』なのかもしれませんね。なにごとも『つかみ』が肝心、ということでしょうか。
 それでは、書き込みありがとうございました。スマートなのにきちんと考え込まされる文章で、書き方の面でも非常に勉強になったと思います。

投稿者 屍本 怜[10]
投稿日時 2005年08月15日(Mon) 09時35分57秒
はじめまして、ホラー・怪奇でほんの駄文を書かせてもらっている屍本と申します。
私は(最近賞への投稿用の小説を書いているので)○○大賞等に出すときのあらすじの書き方という観点で話をさせてもらいます。
雪斑様の求めている『あらすじの書き方』にはそぐわないかもしれませんが、小説家を志す者、あらすじには一度は悩まされるのではないかと思ったので、多少スレ違いながら書かせていただきます。

あらすじを書けないという事ですが・・・自分も全然書けません。
ネット中を検索したところ(どのサイトかは残念ながら忘れましたが)、単純な手法として

1 物語の山場(出会い、別れ、戦い、死亡、進展、謎の開示等)を順を追って箇条書き。
2 それらの『てにをは』に注意しながら一つの巨大な文章にしてしまう(当然の事ながら句読点は打ちましょう)。
3 大抵文字数指定があるので、それで足りなければもう少し細かな情報(登場人物の心情等)を挿入し、多すぎれば重要度の低い情報を削除する。
3Ex(ミステリ) トリックは『書く』『書かない』『ぼやかす』の三種に収斂しますが、どれを選んでも選考には影響が無いらしいです。しかし、『書かない』だと陳腐な表現に(私だけの可能性が高いですが)陥り易くなりますし、『ぼやかす』だとどのレベルまで明かすのかの境界が難しいので、私は『書く』をお勧めします。

以上の3.5点であらすじという物は書けてしまいますし、場数を踏めば自分なりの『小説作法』ならぬ『あらすじ作法』が身につくと思われます。
雪斑様だけではなく、あらすじに困っている皆様。見知らぬ半可通の戯言と思って、一度はお試しになられてはいかがでしょうか。意外に『それっぽい』文章が書けるかと。
それでは、最近人と交流の少ない屍本でした。

*追記
長々と書きましたが、私の投稿している小説のあらすじは録な物ではありません。というかあらすじじゃないですねアレ。
お気に触った方ごめんなさい。

投稿者 高千穂ゆずる[11]
投稿日時 2005年08月17日(Wed) 00時04分28秒
はじめまして、高千穂ゆずるといいます。

投稿屋さんでは小説を掲載させていただいています。
さて「あらすじ」。
私の場合、何に使用するかで形態を変えます。

つまり、投稿(出版社など)する際に必要なあらすじとは、初めから終わりまで(起承転結)すべてを書くということですね。
これがなかなか難しい作業なんですよね。
だけど、長くても短くても、その小説でなにが言いたいのかを表現できなければいけないんです。
まして本編が長ければ長いほどまとめるのに一苦労です。
とりあえず、規定の枚数(文字数)がありますので、その中で自分で何度も書いて書いて書きまくって、よし、これでちゃんと意味が通るぞってなったら完成だと(私は)思っています。
この場合、してはいけないのは、「どうなるのか、○○(人物名など)!」といった風に煽り文句で終わらせること。

連載中のあらすじの場合(投稿屋さんなどで)。
文字数に制限がやはりありますから、前回までのあらすじに軽く触れて、今回の話のキーになるぎりぎり手前? 辺りで止まれば、読者の方の気を引くのではないでしょうか。
こちらの場合は、多少の煽りがあってもOKだと思います。
読者としたら、美味しいところはやっぱり本編で、って楽しみにさせてくれる表現のものに惹かれると思いますし。

少し長いキャッチコピー的なものでもいいのかもしれませんね。

とはいえ、あらすじは本当に難しいです。
侮れませんから。

長々と失礼いたしました。
なにかのお役に立てれば幸いです。