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あなたの好きな文庫本

投稿者 レンテンローズ [1] 投稿日時 2005年06月07日(Tue) 23時50分36秒 はじめまして、レンテンローズと申します。 早速ですが、私は基本的に文庫本を読むことが圧倒的に多いです。いい作品などは読みたいのですが、何分あまり読書ばかりに割いている時間がないというか、私も執筆がしたいので、あまり分厚くで長い本は読みません。それで、大抵ファンタジー路線の文庫本などを読んでいるのですが、何かこれは是非！　なんていう文庫本はないでしょうか？ あったら、教えて下さると嬉しいです。

投稿者 ぬん [2] 投稿日時 2005年06月08日(Wed) 00時18分26秒 初めまして、ぬんと申します。 ファンタジーですか……　ファンタジーは中学生以来ほとんど読んでいないので、わかりません。でも、最近でいったら、乙一さんのは、なかなか良いと思われます（もう読んでおられるかもわかりませんが）。といっても、ライトノベルの文庫で出ているやつではなく。 ファンタジー（何をもってファンタジーとするのかわかりませんが）でなくても良いのでしたら、是非おすすめしたいものがあります。 カミュの『異邦人』、ご存知ですか？かなり薄いので時間はかからないと思います。どこか空虚な主人公が（むしろ病的）、偶然人を殺してしまったお話です。深いです。純粋な面白さを期待するような作品ではありませんが、興味深い人間の心理が描かれています。 気が向いたら、読んでみるのもいいと思いますよ。

投稿者 空想科学者 [3] 投稿日時 2005年06月08日(Wed) 10時37分01秒 はじめまして、空想科学者といいます。 むんさんも言われておりますが何をもってファンタジーとするかは難しいです。 私は、ファンタジーと言えど、それが今の科学や精神文化、身体能力、自然会の法則からいくらかけ離れようと、世界観がしっかり描かれていなければファンタジーとは認めない事にしております。 私にとってのファンタジーとはあいまいでない世界で、現実とは違うが、現代の社会や人への皮肉、戒め、人間愛がすりこまれた作品となります。 そうなると、２００ページ前後で５巻以上の作品か、それ自体が５００ページ以はある作品となるでしょう。描写だけでそれくらいの量を必要としていると思いますので。 英語版で持ってますが、オズの魔法使い。典型的なファンタジーならドリトル先生のシリーズがありました。「エディ・マーフィ」の映画を想像してはいけなせん。これはかなり古典ですんで、レックス・ハリスン主演の映画が原作のテイストになるでしょう。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4001140217/250-6988514-7056222 近代のファンタジーは、（直接的名残酷描写）悪夢のような話が多くて、人にはあまり薦められないなーと正直思います。 アーサー王のお話、円卓の騎士もファンタジーですよね。そういう意味では、南総里見八犬伝は日本が誇る屈指のファンタジーでしょう。 ちゃんと文庫本もありますよ。私も読みたいな。 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/30/6/302241+.html かなりライトなファンタジーを探すなら アニメーション化されているような作品の原作や、もとがアニメーションで、その原案と脚本を書かれた方が、小説を書かれたものはわりと文章がしっかりしていて、読めますね。 私的には、人にすすめる場合は、読み応えがある作品をおすすめしたい。 ですが、それが文庫タイプであるかまではあまり調べたことがないのでいまひとつわかりません。

投稿者 白鳥 [4] 投稿日時 2005年06月08日(Wed) 20時22分07秒 初めまして、白鳥と申します。 このスレを見て書き込みたいと思ったものの、小説をあまり読まない僕にはあまりに場違いで尻込みしつつ、やはりオススメの一冊をご紹介させていただきたいと存じます。 空想科学者さんも触れておられる「アーサー王伝説・円卓の騎士」物語は、僕の大好きな物語です。僕の持つ少ない本の半分以上がコレ関係なのですが、中でも「トリスタン・イズー物語」は読みやすい作品かと思います。 既読でいらしたらすみません。 アーサー王伝説はもともとが長く、小説や作品というよりもただ書き留めたという印象が強いです。吟遊詩人を中心に人々が語り継いできたものをまとめたものですから。 そのなかにトリスタンの話も含まれていますが、この本では単独の物語として成り立っています。 書かれた時代の特徴なのかなんなのか、表現には笑ってしまうところが多々あります。本人たちは真面目で悲劇なのに、思わずツッコミを入れてしまったり。 アーサー王の物語のうちの一つとして書かれているよりも、人物の行動が細かく描かれています。 アマゾンで検索したら出てきました→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003250311/249-4698707-0322735 趣味に走った書き込みになってしまい、申し訳ありません。 自分自身、本を読まなきゃなあと思っていますので、このスレへの皆様の書き込みを楽しみに拝見させていただこうと思います。 それでは、失礼しました。

投稿者 HANA(花檻) [5] 投稿日時 2005年06月08日(Wed) 20時51分23秒 こんにちは。ＨＡＮＡです。 最近のライトファンタジーはよくわからないのですが。 著／朝香祥　「キターブ・アルサール」 シリーズになってますが、面白かったです。世界がアラブ系統…？なので新鮮でした。すでに読んでしまってそうですが(汗) ふと手にとってそのまま購入した小説。 著／三浦しをん　「ロマンス小説の七日間」 読み始めは歴史ファンタジーっぽいのですが、現代小説です。年齢低いとおもしろくないかもしれないですが、これも話の作りが新鮮でした。 空想科学者さんも書いていますが、私も日本ファンタジーの王道とえば「南総里見八犬伝」だと思っております。原作は小学生のときにかじりついた程度しか読んでないので最後まできっちり読みたいな〜と思っています。 では、このへんで失礼します。

投稿者 緑川潤 [6] 投稿日時 2005年06月08日(Wed) 23時27分57秒 こんにちは、緑川潤です。 あまり長いものは読まれないとのことなのですが、お勧めしたいのが、梨木香歩さんの「裏庭」です。結構長いのですが読みやすく、最後まで一気に読めます。子ども向けっぽいのですが、深いです。ファンタジーを読まれるのなら良いのではないかと思い、勧めさせて頂きます。 ところで文庫本という括りでいうと、多くの本は文庫化されています。 宜しければもう少し詳しくどのような本が読みたいのかを教えて頂ければもう二三紹介できるかもしれません。 また、もうすぐ夏のキャンペーン（ナツイチとかそういうの）で各社が小冊子に作品の紹介などを書いて書店に置く季節になります。その中から探されるのも良いのではないかと思いますよ。

投稿者 レンテンローズ [7] 投稿日時 2005年06月09日(Thu) 00時29分31秒 こんばんわ、皆さん様々な本を紹介して下さってありがとうございます。 少し語弊がありましたが、実際はファンタジー路線に限らずなんでも読みます。ただどの物語もどこかファンタジー臭さ？　みたいのがあるだけで…。ついでに言うと、きっと皆さんに比べれば私などは全然本を読んでいないうちだと思います。精々一年前ぐらいに目覚めてそこから二、三百読んだか読まないかぐらいで、それも文庫本だとシリーズものが多いので、様々な作家さんの作品を読む点ではまだまだなのです。それと……現在十代の半ばと言ったところなので、きっと皆さんが知っている本も全く知らなかったり、名前だけ…という感じだと思います…。 ぬんさん≫早速の返信ありがとうございます。そうですね…乙一さんは名前は知っていますが、まだ読んでいません。当然『異邦人』もまだなので…図書館で探してみようと思います。 空想化学者さん≫そうですね…私もファンタジーが何かはよく判りません。ミステリーモノでもどこかファンタジーぽかったりする面があったりしますし、推理ならやはり有栖川有栖さんとかの本格推理といわれる類ですかね…。 確かに…最近では現代モノでも描写が残酷だったりするモノが多いですからね…。ファンタジーな世界でなら英雄伝のようなものはそうでもないようですが…。 円卓の騎士やオズの魔法使い…お恥ずかしい事に名前しか聞いた事もなく内容は全然知りませんね…。オズの魔法使いは多少は記憶に残っているかもしれませんが…。とにかく…読んでみます。それで、また感想を書かしてもらいます。教えて下さってありがとうございました。 白鳥さん≫いえいえ、ご意見ありがとうございます。きっと、年齢層の違いでしょうが、私の家にあるのは、母が読んでいたモノが殆どでしかもそれが推理モノばかちで、最近になってやっと図書館などを活用し、はじめた感じですから…。なるほど…お話を聞くかぎりだと、結構興味がひかれますね…。まあ、それでも読んでみないとちゃんとは判りませんから、読みますね！ HANA(花檻)さん≫キターブ・アルサールは私も図書館で借りて読みました。読みやすくて中々よいお話でした。が…そちらのお話は知りません…。時間があれば…読んでみたいと思います…。教えて下さってありごとうございますね。 緑川潤さん≫なるほど…まあ…長くても読みやすかったり面白かったら、読めるので、他の方々が教えて下さった作品と一緒に読んでみたいと思います。とにかく、明日図書館に行って探してきますよ。 そうですね…確かに最近では何でも文庫本になっていますしね…。私が私的に好きな展開だったりなら、ハッピー・エンドであったり、読んでいて楽しいモノが好きです。空想科学者さんも言っていらっしゃりましたが、最近の作品はどうも残酷な描写であったり、悲しい結末だったりするのが多いです。勿論執筆などをするなら、そのような作品にも触れておかねばなりませんが、私は読んで感動ができたりするような作品だったり、何か嫌な気分にならない作品などが好きですね。 ……ええと、詳しく言えていたでしょうか？

投稿者 ぬん [8] 投稿日時 2005年06月09日(Thu) 01時10分32秒 >私は読んで感動ができたりするような作品だったり、何か嫌な気分にならない作品などが好きですね。 すみません、そのような本をお探しなら、『異邦人』は読まないほうがいいかもしれません。あなたが「感動」をどのように捉えているのかわかりませんが、この文面からすると、おそらく「感情移入でき泣ける」というような感じですかね？　でしたら異邦人はその線からズレますね。心を揺さぶられるという意味での感動はできますが。嫌な気分になるかも？ ではそんなあなたにおすすめなのは、緑川さんもおっしゃっていた梨木香歩さん。 あたしは、『西の魔女が死んだ』をすすめます。児童文学です。タイトルから判断して、次元の違う話だとか残酷な話とか、誤解しないでくださいね。 神経症のカウンセリングみたいな話で、きっといい気分になるでしょう。

投稿者 空想科学者 [9] 投稿日時 2005年06月09日(Thu) 23時57分43秒 >私は読んで感動ができたりするような作品だったり、何か嫌な気分にならない作品などが好きですね。 ふむ、確かに難しいですね。 もし、ミクロキッズが小説だったなら（これは、二人のホラーものの監督が原案というものなんで、小説が元にはないのですが・・・・）、そういう感動があったかもしれません。 一応、映画の小説はあるような・・・ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4042462014/qid=1118328899/sr=1-1/ref=sr_1_8_1/250-6988514-7056222 チキチキバンバン これはＯＯ７（ジェームズ・ボンド）で有名なイアン･フレミングという作家さんが原作だそうです。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-6988514-7056222 夢のあるお話です。 物凄く感動しました。 ＤＶＤとかでみていただいてもいいのですが、ミュージカルなんできらいな人にはおすすめできないです。 僕はミュージカルは大好きなんで抵抗ないです。 どうも本は現存するようです。 カラクタン・ポッツ博士の夢物語をぜひご体験ください。 そういう意味ではサウンドオブ。ミュージックも素敵ですね。 でもこれはファンタジーじゃないな。

投稿者 グレープフルーツ [10] 投稿日時 2005年06月18日(Sat) 19時37分21秒 はじめまして、グレープフルーツと申します 私のお勧めのファンタジー小説は｢鏡の中の迷宮」という小説です。 少々分厚い本なのですがとてもおもしろいですよ。