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起承転結の事についてなんですけど・・・
投稿者 杏樹[1]
投稿日時 2005年04月02日(Sat) 21時29分34秒
こんにちは☆杏樹です。
いま、もの凄く困っている事があるんですけれど。

あの、みなさんは物語の"起承転結"をどのように考えているのでしょうか?
頭でっかちな私なので、いろいろと本を立ち読みとかしてみたんです。
そうしたら・・・
{起}はあまり長くない方がいい。かなり短くてもいい。
{承}は一番重要で、話の大体を占める。ここで話しが決まる。
{転}は人の台詞だけで長ったらしく書くのは止めた方がいい。型にはまるのも良くない。センスの見せ所。
{結}もまた、台詞だけではダメだ。余韻を残すような書き終わりがいい。
って大体の本には書かれているんですよ。

いや、やっぱここは力量とかセンスってやつが試されるんだとは思うんです。
でも、どこからが起で承で転で結なのかが分からないんですよね。
普通の長い話ではそこまでないんですけど、ショートになると・・・・ちょっと。

なんか手の内を教えちゃうみたいで教えたくない人とかいるでしょうけれど、
教えてほしいです。お願いします☆
ほんと、もう頭の中ぐちゃぐちゃでして・・・(笑





投稿者 PO.RO.RI[2]
投稿日時 2005年04月02日(Sat) 22時02分29秒
 ども。ある本の受け売りなんですがそれでよろしければ・・・・・。
基本的に物語を七つ(発展部・展開部1〜4・クライマックス・エピローグ)に分けて、
          4 : 7 : 6 : 5 : 4 : 3 : 少々
と言った所でしょうか。私はこれに合わせてエピソードを移動させたりしてます。

投稿者 HANA(花檻)[3]
投稿日時 2005年04月03日(Sun) 01時33分41秒
初めまして。HANAといいます。
この問題は書き始めてからちょっとすると出てきますよね。
誰でも行き当たる壁とでもいいますか…。さらさらと書ける人はうらやましい。

私は大まかに区切って考えてますが、あまりとらわれたりはしません。(って参考にならないじゃないか!)
長い話だと考えやすいですが短い話、特にショートは難しい。
いや、短い話ほど難しいものはないわけですが。

そんな私の場合…。
「起」は確かに短いです。プロローグとか話の発端なんかを書いてます。
「承」は話の本題ですね。主人公がどうしてそうしなければならないのか、周りの状況、世界の説明、その他の登場人物が出てくるのもここです。
長い話だと「承」の中にも起承転結があったりします。
「転」は話の展開が変わるといいますか、意外な出来事が起こったり、主人公が危機に陥ったり、最初とは違う意見だったりしてますね。
「結」話の締めくくり部分。話の落ち、種明かし、実はこうだった。みたいな感じです。


これは完全に私の創作方法なので「それは違う」と言う人もいると思います。なにせ独学。その手の本は読んでも参考程度にしか考えないので(おい)

参考にならないかもしれませんが、こういう奴もいると思えば気が楽かと(笑)
では、長々と失礼しました。
 

投稿者 来夏[4]
投稿日時 2005年04月03日(Sun) 15時56分18秒
簡単に自分の場合を書きます。
物語を考えるときはまず、一番の見せ場である『転』の部分から考えるのがいいと思います。
そして、なぜそうなったのかを書くのが『起』で、
『転』に至るプロセスを『承』。
そして、『転』からどうなったかを書くのが『決』です。
そうすれば、簡単に物語が作れますよ。(簡単というのには語弊がありますが・・・)

投稿者 殻鎖希[5]
投稿日時 2005年04月04日(Mon) 22時26分16秒
今晩は♪殻鎖希(こくさのぞみ)です。

古くから続く老舗には、お客さんに厨房の中を決して覗かせないという店があります。
何十年、あるいは何百年と続いた、その店秘伝の味を他の人には見せたくない…といったところでしょうか。
出汁というもの一つを取ってみても、その店の物と他の物とでは全く違うものなのでしょうね。

「一体この人は何の話をしているんだ?」とお思いでしょうか(笑)。
いえ、要するに小説にもこれに通ずるものがあるのではないか、と思ったんですよ♪
本を読めば確かに理屈や理論などは理解できます。
しかし、そうしたものを実際に生かす際には、同時に書き手の個性を生かしていく必要もあると思うんです。
秘伝の出汁ならぬ秘伝の技術を磨き上げていくわけですね。

起承転結についても然り。
実際に文章を書く際には、どこからどこまでが起であり、ここからが承であるといったことを厳密に定める必要はないのかも知れませんね。
それに…いきなり転の部分から始まる奇想天外なストーリーもあっていいでしょう。
または結末をあえて書かず、転の段階までで終わらせてしまう小説もあっていいでしょう。
転起承結も起承転も…また一つの個性であり技術だと思いますよ。

ただし、構成を立てる段階においては起承転結を定めておく必要があると思います。
構成…つまり、物語の骨組みですね。
文章に直すか直さないかは別として…ひとまずは一つの物語の構成として起承転結を考えておくんですよ。
この時には、長さなどはあまり意識しなくて良いと思います。
最初に何が起こって、それからどうなって、物語の見せ場があって、結末に至る…こうした物語の構成を組み立てる際にこそ、起承転結は強く働くのではないでしょうか。
実際に小説を書く時には構成の全てを文章化するわけでもありませんし、ショートショートなどではなかなか起承転結の全てを書くことはできないでしょう。
でも…それで良いと思うんですよ♪
それもまた一つの個性…きっと素晴らしい作品になりますよ。

小説を書く時には構成をしっかりと練ることが必須です。
起承転結について考える際には文章を書く時よりも、むしろ構成を考える段階で意識されてみてはいかがでしょう。

投稿者 tea[6]
投稿日時 2005年09月22日(Thu) 22時59分16秒
>あの、みなさんは物語の"起承転結"をどのように考えているのでしょうか?

僕は「どうでもいい」と考えています。
元々詩を書く事しか興味が無かったので、
小説は暇つぶしで書いているだけだからかもしれません。

僕が心がけているのは、友人に面白い話しをして、驚かせたり笑わせたりしたいという事です。
技術的に稚拙であろうと、結果的に自分の友人を驚かせたり、笑わせる事が出来たならOKだと考えています。

もっとも、それは自分がプロを目指していないという事を意味しています。
不特定多数の読者に、きちんとした文章を読ませるのは、作家の良心において当然の事であり、技術的に向上すべき事は当然な事です。

多分大事な事は、今の自分が作家としてどのレベルにいるか把握している事、
そしてどのレベルまで目指しているか自覚している事かもしれません。
技術向上を目指すあまり、書くことが苦痛になるのは切ない事です。
先ずは楽しんで書けるように、自分を理解できたら良いのではないでしょうか。

投稿者 鳥沢純[7]
投稿日時 2005年10月05日(Wed) 00時40分44秒
「起承転結について」

私は、起承転結なんて、いちいち気にしていたら、
小説なんて書けないと思いますね。

小学生の作文ぐらいだったら、それで何とかなるかも知れませんが、
文章が高度になればなるほど、そういったことは無意味になって行くものだと思います。

というのは、私は、小説を書くというのは、どこか将棋に似通ったところがあると思うからです。
王将を詰めるという、その最終形は判っていても、途中の展開というのは、
その都度、その都度、考えないと判らない、盤面あるいは駒組みによって、変化もするし、影響も受けるものだと思うからです。

勿論、最初から、起承転結を考えて、それに合わせて書くという方法も無いことはありませんし、
場合によっては、その方が有効なこともあるでしょう。(推理小説など)

しかし、そのやり方では、絶対に、書ける内容に限界があると思います。
複雑性に富んだものや、意外性のあるものは無理なような気がします。

だって、羽生名人だって、その都度考える訳でしょ?
最初から、全展開を読み切るなんて不可能な訳でしょ?

だったら、我々のような凡才にはそれ以上の読みは不可能でしょう?

将棋と、小説とは全然違うとおっしゃるかも知れませんが、
先を読んで展開を考えるという意味では、相当に似通ったところがあります。

つまり、盤面、局面がある程度進んで行かないと、
次の展開は見えてこないという事ですよね。

もちろん、そうしなくても出来はしますが、
そうした方が、遥かに面白い小説が出来上がると思いますし、
複雑性に富んだ、よりスリリングな内容にもなると思います。

もっとも、プロでも、そうした意見に反対の人も少なくないでしょうし、
絶対にそれが正しいとは、申しませんが、
私的には、そのやり方に、絶対に近いぐらいの自信がありますね。

※以下のサイトに、自作コンテンツや、小説作法(まだ、ほんの最初ですが)などがあります。

■鳥沢文庫(検索でも出ます)
http://www.geocities.jp/torisawa123/